第66話 Dimension Migration Gathering
Lail「今回集まってもらったのは
他でもない特別missionのことだ
今回は今までとは異なるということを
何度も言ってきた
ここでまた一つ当初の予定と
変更する必要が出てきた」
Kail「変更.....」
Lail「そうだ、その前に一つ
確認しておきたいことがある
Haru」
Haru「はい」
Lail「どうだ、装置の完成度は?」
Haru「はい
90パーセントいや95パーセント
完成しています」
Lail「さすがだ
それで無事完成しそうか?」
Haru「大丈夫です
あとは細かい微調整だけですから」
Lail「分かった
ということであれば予定通り
時空移動をしようと思う」
Kei「時空移動.....ですか?」
Lail「そうだ
特別転生者が3次元に降りて4年が経つ
今回はかなりメンバーを
厳選したこともあり
18組中13組の男性転生者が
陰を陽に転換させることに成功している
Ritoは少し早すぎたため今束の間の
休憩期間となっているが
あまり休憩期間が長すぎても良くない
せっかくエネルギーが大きくなっているのに
この期間が続くことで
勢いがなくなってしまう可能性がある
そこで今回1組特殊なペアを用意していて
そのペアが陽に転換することに成功した
SeiaとMikuのペアだ
今回Mikuは特別missionは
はじめての参加であるものの
彼女には特殊なmissionを課している
その彼女が大きく陽に転換している
これをもってすでに達している13組を
数年先にまで時空移動をして
連れて行くことを予定している」
Rei「数年先、今再会させるわけには
いかないんでしょうか?」
Lail「それも考えたんだが
できれば大学生いや、成人あたりに
再会した方がより
エネルギーが大きく動く
大学を卒業してはじめて一人前として
社会に出て働くことになる
彼らもこれまでの経験をもとに
新しく襲いかかってくる闇=陰を
光=陽に転換しつつ
使命=仕事をすることで
地球に社会貢献する必要がある
それをしなければ
闇を排除することは難しい」
Kail「なるほど
ということは
13組は時空移動をするとして
残りの5組はどうなるのでしょうか」
Lail「そのことだが
5組のうちの3組は今のペースだと
残念ながら我々の目安としていた時期には
間に合わない可能性がある
残りの2組は概ね転換に成功している
我々も準備に少し時間を要する
その間に転換できる可能性が非常に高い
そうなれば連れていくことにする
すべてのペアを見守っている余裕はない」
Rei「ということは彼らの20才の未来に
連れていくということですよね?」
Lail「その予定だ
その前にいつ決行するかは
慎重に決める必要がある
過去視と未来視をした上で
ベストなタイミングで行う必要がある」
Haru「ベストなタイミング」
Lail「時空移動してしまうことで
本来体験するはずだった重要な体験を
飛ばしてしまってはいけない
今必要な経験は今しておかないと
未来にはつながらない
そこでReiとMiiaの手を借りたい
Reiが転生者の
これまで辿ってきた道のりを
丁寧に拾っていって欲しい
次にMiiaはここ数年で起きそうな
経験するべき出来事がないか
丁寧に視ていってほしい
必要な経験をした上で移動をする
それから移動手段だが
Kail、Kiethが時空移動、次元移動を
特殊能力として持っているはずだ
日頃から訓練をしておくようにと
言っていたが、どうだ?できるか?」
Kail「もちろんやらせていただきます
ただバーチャルエリアで
実際の状況を予測して
何度か練習をさせてください」
Lail「分かった、
では今回はこれで終了とする、以上だ」
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