第41話 5次元銀河司令センター

Rei「お疲れさま


どう?転生者の様子は?」


Haru「Ritoは、そうだな


設定を変更されたというのもあるが


色々とあるだろうな、心の葛藤が」


Rei「双子の弟がいるんだっけ?」


Haru「あぁ


弟は、文武両道なんでもできる


母親からもかわいがられてるし


色々と思うことはあると思う」





「そう


Rito、今回もなかなか大変そうね」


「Ritoは大丈夫だ


乗り越えられない試練は与えられない


たとえそれが


故意に与えられた試練だとしても」


「そうね」


「それにもし闇側が故意に


設定を変更したのだとしたら


これを交わすことで


乗り越えることで


大幅に闇を光に転換することができるから


結果的にはこちらの有利に


なるということだ」





「なるほど


そういう風にも考えられるわね


ただ転生者はその分大変ね」


「今回のmissionは色々と動きがあると思う


転生者だけでこなすのは大変だ  


すべて排除して


最終的に移行しなければいけない


Seiaはどうしてる?」





「Seiaはそうね


Seiaは誰かをサポートする試練が


多いのかな


実は私の時もそうだったんだけど 

 

彼は自分をさておき相手のことを大切に


するところがあるから


彼の学びはそこなのかもしれない」


「Seiaと過去世で何かあったのか?」


「えぇ


前回の特別missionでミスもあり


転生場所が彼と同じだったの


同じ小学校で同じクラスだったの


私クラスで少し浮いていて


いじめられていたの


そんな私を見て励まそうと


規則を破ってまで


自分が特別転生者であることを


教えてくれたの


それで転生終了になってしまったの」





「そんなことがあったのか


転生先は半径10キロ以上離す規則だが


司令センターのミスだよな」


「そうね」


「司令センターのミスで起きたことなのに


転生終了っておかしくないか」


「言われてみたらそうね」





(ほんとは転生終了を免れたのに


Seiaの意思で終了したんだけど


このことは内緒にしておこう


それからミサンガのことも


ちょうどいいところにKail)





「Kail


Mikuちゃんだっけ?どう?」


「Mikuなりに頑張ってるかな


Mikuに必要なことは


人と共存することだからな


拒否をしているうちは


その課題はクリアしていないことになる


そこに気づくまでは


同じ試練が続くことになるからな」





「そうね


課題=自分の苦手部分でもあるから


なかなか乗り越えるのは難しいわよね」





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る