第37話 3次元 Dark World

「先程聞いてきた会議の内容ですが」


「どんな内容だ?」


「例年通り変わった様子は見られません


男女ペアに別れて転生をすること


男性側が主に陰


女性側が主に陽の役割を果たし


稀に三人の場合は中庸、


いわゆるサポートと言われている人間が


存在すること


経験を通してレベルを上げていき


すべてのレベルが999に達したら


お互い再開を果たすと」





「相変わらず同じことをしているのか


ということは


我々に情報が漏れているということが


知られてないということにもなる


都合がいい


今回仕掛けるタイミングを変えている


それからもうすぐ最終兵器が完成する」


「仕掛けるタイミングを変えたとは?


最終兵器とは、さすがです」





「今までは転生者が中学に上がる頃から


仕掛けていたが


今回はそもそもの転生環境を変えた」


「えっ、そんなことが」


「向こうにバレないように仕掛けるのが


大変だった


残念ながらすべての転生者の環境を


変更することはしていないが


一部の転生者は変更された環境から


はじまっているはずだ」





「さすがです」


「さすがしか言葉は浮かばんのか」


「それしか適切な言葉が浮かびません」


「まず、RitoとReilaは真っ先に


仕掛けをしたから変更されているはずだ」


「真っ先にですか?」


「二人は前回もmissionに参加している


なんとなく身体が魂が


このmissionのこなし方を


覚えているはずだ


だからハードルを上げる必要がある」


「さすが.....いや、お見事です」





「あとはSeiaやMikuというのにもしたが


時間がギリギリだったから


ここは変更できているかは不明だ」


「なるほど


で、最終兵器とは何でしょう」


「あぁ、これか?


まだ明かすことはできない


楽しみにしていろ


ただこれを使用するということは


よほどのことだ」

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