世界でいちばん

作者 野々ちえ

79

30人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

カクヨムではもはや、絶滅危惧と揶揄される現代ドラマでの作品、しかもこれは、異世界モノが跋扈する中でかなりのレアな、日常を描いた作品。

だが、その内容は、心が温かくなる作品であり、私もカクヨムコンテストに『血弾ー煉獄版』という架空の戦記物語で出して、一応中間選考に通ったのだが、この作品は私の作品の数倍は優れており、中間選考に通っているのだろうかと思わせる出来栄え。

物語は、ある1人の少年と、一緒に行動を共にすることになった、1人のいかつい顔をしたおじさんの物語。

少年の祖母が渡した林檎によりおじさんは窮地に立たされる。

その窮地とは何かーー

そこから先は、皆様方がこの作品を読み、真実を見て欲しい。

★★★ Excellent!!!

 昔の歯みがき粉の宣伝で、『リンゴをかじったら血がつきませんか?』というのがあった。歯槽膿漏予防を謳う一節だった。本作では、リンゴがさりげなく主人公達の動機づけになっている。
 本作の『おじさん』は複雑に見えて単純、単純に見えて複雑な、一言で表現するなら一筋縄ではいかない人間である。それに寄り添う主人公の心理が、おっかなびっくりから少しずつ変化していく過程が面白い。

 詳細本作。

★★★ Excellent!!!

猫/信号/リンゴという三つのお題から紡がれた感動の短編です。
何の繋がりもない三つのキーワードが、ちゃんと話の中で重要な役割を果たしているのは見事しか言いようがありません。

強面のおじさんがいかに優しい人か……本当に優しい人はちゃんと相応の優しさで包まれているという事を説いた物語なのですが。

そうだよね、優しさが本物なら常に発揮されているはずだもの。
肌寒い時期に心から温まりたい方におススメです!

★★ Very Good!!

人間に対するやさしい眼差しで描かれた作品でした。
なにげない日常のありふれた風景から、あれ? と思う変化があって、それが心をあったかくする結末に結びつく。
短い中にうまくいろんな要素を入れ、雰囲気も出ていてとてもよかったです。