天使

君の背中に羽が生えてる


お前はそうやって何度も笑ったね

汗っかきの僕の背を叩き

鈴のような笑い声を響かせて


だから

夏の暑い日のリュック

少し好きになったんだ



お前の背中にも羽が生えてる


僕は密かに思っていたよ

元気よく駆け

大声で僕の名を呼び


まるで

自由に飛び回っているようで

たまに怖くなったんだ



うん、理由はこれさ

お前の背に羽をつけた

紅い赤い羽

鉄臭い羽


これでお前は僕とずっと一緒だ

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