愚かしさ

「意識低いから」

その言葉を振りかざして

少し誇らしげになって

何にもやらずに日々を過ごす


「こっち来い」

その空虚な鎧を

あいつはあっさりひっぺがし

無理やり俺を押し出した


「助けてくれ」

瞬く間に荒波に揉まれ

周りの人間は遠く

焦りと後悔が心を埋めた


「バカヤロウ」

ちっぽけな自尊心などくだらない

踠いて足掻く道しかない

俺はとうとう覚悟を決めた

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