カフェインとお茶と眠り
時刻は午前零時
良い子なら寝る時間
無論大好きな布団と抱擁
だが何かがおかしい
そう、眠気だ
体中ありとあらゆる場所を探れど
眠気という眠気は何処にもいない
暗闇の中で脳はフル回転する
そして見つける
彼奴の存在
口にしたのはただのお茶
珈琲でも抹茶でも濃茶でもない
ありふれたお茶だった
だが思い出す
パッケージに濃いと記されていたことを
やられた
まんまとはめられた
カフェインめ、憎きカフェイン
これでは快適な睡眠を手放すしかない
姿が見えれば、すぐに倒してやるものを
漆黒に包まれ、寝返りを打つ
視界に映る景色は
黒く鮮明なものだった
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