混色

ああ、もう何も見えないや

目の前が真っ暗なんだ

あの綺麗な世界は

どこへ行ってしまったんだろ


初めて見る世界

とてもわくわくしたんだ

今でも鮮明に覚えている


そんな綺麗な世界に飛び出して

いろんなことを知った


そしたら、あれ、

何も見えなくなっていた


様々なことを吸収した

気付けば目の前は真っ暗だ


ぺたぺた周りを彩って

どんどん濁っていって


もう、何も見えない


あの美しい世界

もう一度


もう一度

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る