第1257話住吉に 斎く祝が 神言と

民部少輔多冶比真人土作の歌一首

※民部少輔:「民部少輔」民部省次官。土地、戸口、課役等の行政。

※多冶比真人土作:文武天皇期の左大臣・多治比嶋の孫。宮内卿・多治比水守の子。官位は従四位上・参議。 多冶比家は遣唐使に縁が深い家柄なので、招かれたらしい。


住吉に 斎く祝が 神言と 行くとも来とも 船は早けむ

                 (巻19-4243)


住吉の神社で神を祀る神主がお告げを賜ったとのことですが、唐への、行きも帰りも、何の支障もなく、船は早く進むとのことです。


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