第1074話肥前の国松浦郡の狛島の亭の歌七首から(1)

肥前の国松浦郡の狛島の亭に船泊りせし夜に、遥かに海浪を望みて、各旅の心を慟みて作りし歌七首

※肥前の国松浦郡の狛島の亭:佐賀県唐津市神集島と推定される。


帰り来て 見むと思ひし わがやどの 秋萩すすき 散りにけるかも

                      (巻15-3681)

右の一首は秦太麻呂。


(秋には新羅から)帰って来て見ようと思っていた、私の家の秋萩やすすきは、既に散ってしまったかもしれません。


秋には帰って来られると、軽く考えていたけれど、まだ目的地新羅への往路。

その軽い考えの反省と、行程の苦労を嘆いているようだ。

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