第1026話大君の 命かしこみ 愛し妹が
大君の 命かしこみ 愛し妹が 手枕離れ 夜立ち来のかも
(巻14-3480)
大君からの命令を恐れかしこみ、愛しい妻の手枕を離れ、真夜中に家を出て来てしまった。
おそらく、地方から都に、防人や衛士の課役を果たすために、出立した男の歌。
実際は、真夜中に出立することはないけれど、かなり暗い時間帯での出発だったのかもしれない。
愛しい妻から離れたくない男の苦しみが、まだ暗い夜の闇を、より暗くした。
「何故、無理やりに、そんな遠くまで」自分がその立場になれば、わかりやすい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます