第1005話日の暮れに 碓氷の山を 超ゆる日は
日の暮れに 碓氷の山を 超ゆる日は 背なのが袖も さやに振らしつ
(巻14-3402)
※日の暮れ:碓氷峠にかかる枕詞。
※碓氷の山:上野と信濃の国境の山。碓氷峠。東山道の難所の一つ。ただし、現在の碓氷峠ではなく、2,3キロ程度南の入山峠(標高1035メートル)と推定されている。
※背なのが袖も:「背な」は「背子」の東国方言。
あの愛しい人が、碓氷の山を越えて行かれたあの日には、お振りになられる袖さえも、はっきりと見えたのです。
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