第931話月夜良み 門に出で立ち 足占して
月夜良み 門に出で立ち 足占して 行く時さへや 妹に逢はざらむ
(巻12-3006)
※足占い:歩きながら「吉」と「凶」を繰り返し唱え、目標到達時に「吉」であれば安心し、「凶」であれば困難と知る占い。
素晴らしい月夜となったので、門口に立ち出でて足占いをして、「吉」と出たので出かけて行く時でさえ、あの娘に逢うことができるだろうかと、不安になるのです。
※卜占:古代の卜占法には鹿占、亀卜、夕占、足占、石占、水占等様々。
「ウラナイ」とは、ウラ合いの音韻変化したもの。
ウラは、内面に存在するはたらきや神意を意味する言葉。
その神意に合うかどうか判断する呪法を、「ウラナイ」と言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます