第493話我がやどに 蒔きしなでしこ
大伴宿祢家持の、坂上の家の大嬢に贈りし歌一首
我がやどに 蒔きしなでしこ いつしかも 花に咲きなむ なそへつつ見む
(巻8-1448)
私の家の宿に蒔いたなでしこは、いつになれば花が咲くのでしょうか。
咲いたなら、いつでも貴女と思い、愛でようと思うのですが。
坂上の家の大嬢は、やがて大伴宿祢家持の妻となる女性。
この歌を贈った当時は、家持が15歳、大嬢が10歳ぐらいと言われている。
まだまだ結婚には、ほど遠いけれど、なでしこのように美しく成長するのを待ち望む。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます