第447話神に寄せき(2)
木綿かけて 斎ふこの杜 越えぬべく 思ほゆるかも 恋の繁きに
(巻7-1378)
木綿をかけて清め祀られるお社ではありますが、その神域でさえ、踏み越えてしまいそうなのです。恋心のあまりの激しさのため。
よほどの深窓の令嬢に恋をしたのだろうか。
立派な夫を持つ人妻に恋をしたのだろうか。
ロミオとジュリエットのような関係なのだろうか。
いずれにしても、禁忌のような壁があって、逢瀬が難しい関係なのだと思う。
ただ、そうであっても、その禁忌の壁を乗り越えたくなるくらいに、恋心は募るばかり。
情熱的で、若い男性の歌と思う。
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