第437話鳥に寄せき
明日香川 七瀬の淀に 棲む鳥も 心あれこそ 波立てざらめ
(巻7-1366)
※七瀬の淀:数多い瀬ごとにできた淀み
明日香川の数多い瀬に棲む鳥も、深い心があるからこそ、波風を立てるようなことをしないのに。
鳥であっても大騒ぎをしないのに、人間はとかく噂好きで喧しく情けないとの意味と思う。
とかく人は、噂好き。
少し見掛けただけでも、噂だけは、どんどん膨らんでしまう。
それなら、明日香川のあちこちの淀みにいる鳥のほうが、よほど思いやりが深くて、波風を立てず好ましい。
明日香川付近で行われた宴会での歌かもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます