第425話日本琴に寄せき
膝に伏す 玉の小琴し 事なくは いたくここだく 我恋ひめやも
(巻7-1328)
※日本琴:古代の日本琴。一般的に小型。膝に乗せて弾いた。
膝に乗せた玉のような美しい日本琴、何事も無ければ、これほど恋しく思うこともなかったのかもしれない。
この日本琴は愛する女を譬えたもの。
おそらく周囲から何らかの邪魔をされ、仲を引き裂かれてしまった。
膝に乗せるくらいなので、かつては相思相愛の仲。
それを引き裂かれたので、一層想いは募る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます