幸せ色のマカロン、回転パズルとティータイム

作者 月野璃子

60

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★★★ Excellent!!!

絵本のような言葉が、問いかけて来ます。

誘われるのは、可愛らしい魔法のような世界。


その世界が存在するのは、
もしかすると、
主人公が持つ、夢を信じる想い。


大人になっても、もし、
絶望に飲まれず、生きる心を持って居れば。

覗くことが出来る世界かもしれないと、
思えました。

商店街から誘われるような、甘い香りと、
軽やかな音色。

日常から離れ、わくわくする物語の世界に
誘われます。

友達との語らいの中、
不思議な黒うさぎと出会います。

好奇心と、
主人公の中に眠る、絵本作家の夢。

由希は、少し不器用な性格、
でも、絵本作家のお婆ちゃんに憧れる、

秘めた夢は、強い思いで
心に抱いています。


不思議な出会いと、パズルのピース

八重婆ちゃんの創作ノートに
惹きつけられます。

転校生とモカとの出会い、

くるみと由希の記憶。


お婆ちゃんの想いと、
交錯する創作ノートと現実の世界。

それは空想では無い世界。

お婆ちゃんの残してくれたものは。


由希と一緒に、忘れていた思いを、
取り戻せる気がしました。

過去を巡る旅に、
お母さん、家族への想いが募ります。

廻るもう一つの神秘的な世界で出会うのは、

影のように分けた、まるで
もう一人の自分のよう。

怖ろしい
過去と向き合い、知ることで、
自分のことを知り、進む未来は形作られてゆくのかも
しれません。

★★★ Excellent!!!

“マカロンころんころん。マカロンころんころん”このフレーズを聞いて、どんな感想を抱くでしょう?
これはプロローグに書かれている一文ですが、もちろんこれだけでは何の事だか分からないとは思います。ですがそれでも、何となく可愛くて暖かな印象を持つのではないでしょうか。
そしてその印象こそが、この作品そのものが持っている優しい雰囲気に繋がっているように感じました。

主人公の由希くんは、絵本作家を夢見る高校生。ですが人付き合いはあまり上手とは言えず、声をかけてくる同級生の女の子にも、ついトゲのある言い方をしていまいます。
そんな彼の記憶に纏わる物語が、不思議な出会いによって動き始めます。

魔法や、人間以外の存在も登場し、時に命の危険にさらされる事もあるのですが、そんな時も根底には、人との繋がりやそこから生まれる切なさや優しさがありました。

少し不思議で、優しくて、暖かい。そんな、幸せ溢れる物語です。

★★★ Excellent!!!

マカロンころんころん。マカロンころんころん。
商店街現れたのは、『まかろんはうす』とうい名のお菓子屋さん。お店の前ではモコモコしたうさぎのぬいぐるみが踊っていて、楽しそうな雰囲気。
まかろんはうすができたその日から、主人公由希くんの世界は少しずつ変わっていきます。

大好きだったお婆ちゃんのような絵本作家になることを夢見ているけど、ついつい周りに壁作ってしまい、ぶっきらぼうな態度をとってしまうことの多い由希くん。
それはきっと、大切なことを忘れてしまっているせい。これは由希くんが失われた想い出を取り戻し、幸せを作っていくための物語。

可愛らしい空気の中に、驚くようなシリアスな展開があって、優しさとは何か、幸せとは何かを、考えさせられました。
独特な世界観と、幻想的な雰囲気がとても心地良く、読み終わった後は胸に暖かさが残りました。

★★★ Excellent!!!

この作品は、ひとことで言うと【ポカポカ】です。

表現方法が優しくて、あったかくて、気付いたら引き込まれています。
「最近少し疲れてるな」と感じる方へオススメの作品です。

読後はタイトルの言葉がピッタリの幸せ色の気持ちになれます。
ぜひたくさんの方に読んでいただきたい作品です。

★★★ Excellent!!!

どこかで、ボタンをかけ間違えてしまったような錯覚。悲しみと、やさしさと、思い出と。

大切な記憶を、忘れていたりはしませんか?

それは、決して無くしてはならないものではありませんか?

この作品に触れ、やさしさとはなにかを、いっしょに考えてみませんか?

ノスタルジーと重厚なセッションが聞こえたら、それは……。それ以上は、読んでのお楽しみです。

★★★ Excellent!!!

ついつい口ずさんでしまいそうな言い回し。
「マカロンころんころん、みんなもころんころん」
可愛くて、スルッと惹きこまれてしまいました。

リュックをしょった黒うさぎや回転パズル。
突然商店街に現れたまかろんはうす。
まるでふわりとした真綿に包まれたような絵本の世界が神秘的です。

ただただ甘い雰囲気だけでなく、暗闇庭園など闇の部分も存在し、立体感溢れる作品です。
本物の絵本で読んでみたいですし、何より八重婆ちゃんに会ってみたい!

18話までの感想ですが、続きを楽しみにしていますー!

★★★ Excellent!!!

絵本作家になることを夢見てる少年と、その少年に想いを寄せる可愛い少女。

二人の間には、幼い日のある記憶が……。

作者様の独特な世界観。
その幻想的な世界には、黒いうさぎと奇妙な飲食店。

可愛い歌が聞こえてきたら、優しさと幻想の世界でゆっくりお茶でもしませんか。



(第16話拝読後のレビュー)

★★★ Excellent!!!

マカロンころんころん♪
みんなもころんころん♪

松宮由希と佐藤くるみ、黒うさぎのモカ、そして八重婆ちゃん。
子供の姿をした人たちとうさぎの姿をした魔法使い。
月の住人たちの歌はあたたかく、そして優しい。

マカロンころんころん♪
みんなもころんころん♪

パズルのピース。回転パズル。まかろんはうす。
絵本のように紡がれる世界は優しく、流れる言の葉はあたたかく。

"ものがたり"はまだ始まったばかりだけれど、きっとあなたの心を満たしてくれる。
幸せの色に・・・