夢のつづきは

作者 颯一隆

15

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★★★ Excellent!!!

男の深い愛から生まれる嫉妬が夢の中で赴くままの姿となっていく。
鳥から魚へ、そして夢の中でも人間へと姿を変えても男は孤独で満たされる事は無かった。
夢と現実が錯綜する中でのカラスの出現。

静かに流れていく物語。

構成力が奥深く、読み返す度にこの作品の深さに落ちていきます。


是非あなたにも……
落ちて頂きたい作品です。

★★★ Excellent!!!

 男が見ていた夢。それは連続した夢だった。初めは男は夢の中で鳥だった。しかし男は鳥でありながら、他の鳥たちと会話ができない。次に男は魚になった。そこでも夢は連続しているのに、他の魚と会話ができない。だから男は夢の中で人間となった。
 タクシーに乗って、目指すは渋谷のスクランブル交差点。人間が行き交い、人間同士が、思考が、実態が溶けあう場所。男はそこでカラスからの電話を受け取り、文字に書きとめる。そして男は……。
 
 作者様の感覚的作風が、高いレベルで文章となっている。
 ただこの作品に溺れていたいと思った作品。

 是非、ご一読ください!