堂々童貞-純愛厨は異世界にて最強童貞となる

作者 柳川春海

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★★ Very Good!!

彼は童貞だ。徹頭徹尾童貞である。
我々は何処から来て、何処へ行くのかというゴーギャンの問いがあるが、彼なら誇り高く童貞とうそぶいて笑うだろう。
無論、これは異世界転生ものだ。全能を与えられた彼にはすぐに女が蜘蛛の巣を張りながら近づいてくる。並大抵の転生者ならば、「えー? でもなー、やれやれしゃーねーかープゲラ」みたいな態度でエルフやら奴隷のケモ耳やらを受け入れるのだろうが、しかしながら彼は違う。
彼は、童貞である。愛に夢を見ることを忘れ得ないファンタジスタである。
いつまでも夢を見てんなという成長の荒廃に抗い続けた、我々の英雄である。
その勇姿を一目見ておいても損はない。ここに明記しておく。

★★★ Excellent!!!

異世界転生の理由がまず笑ってしまいましたw
そして、訪れた新たなる大地と特殊な異世界。目覚めた最初の街の噴水が……って、完全にこれアウトじゃない?と、頭の片隅で思いつつも、熱い主人公が面白くて読んでいましたw
童貞は童貞を貫くのか?
これから始まる彼の物語を見守って行きたいと思いますw

★★ Very Good!!

 恋愛経験絶無、もちろんそういった行為も未経験である男は、こう吐き捨てられる――『童貞野郎』、と。
 童貞臭い、と馬鹿にされ、虚仮にされ、惨めに泣き寝入りをするしかない。そんな男だった青年、藤間トウマはやけになって自分を慰め続けた結果――テクノブレイクで、死亡してしまった。
 だが、その彼は神の導きにより、異世界に降り立つ。
 その異世界はなんと、魔力を性行為で融通できるというもの。魔力を持つ上位の存在と性行為を行えば、それだけ魔力が強くなる。
 いわば、やればやるだけ強くなる異世界。
 その異世界で、彼は引き続き自身の生き様を貫く。愛し愛された果てに、この童貞を捨ててやろう――と。

 主人公、トウマの心情が如実に表されたこの作品は、童貞のどこかめそめそとした気弱な心情を抱えながらも、それをバネにして力強く異世界で理想を求めていく、気高い童貞の誇りが感じられる。
 またそれに伴ったコメディ的な発想や世界観もあり、思わずくすりと笑ってしまう。ただ、描写は、やや表現に乏しく、実際のものの単語を出すような即物的表現が多い。
 今後、きっとこの世界観は恋愛観と共に大きく広がり、そしてわくわくどきどきと楽しませてくれるに違いない――そう期待できる作品だ。

 願わくば、トウマの行き先に、ちょっと夢見がちな可憐な少女がいて、その人と手と手を取り合い、共に歩んでいけたら――と思うのは、私が彼に感化されているせいだろうか?
 ともかく、彼が童貞の見せる底力を、見守っていきたい。

Good!

テクノブレイクって言葉を初めて知りました。勉強になりました。
フラれて、テクノブレイクで死ぬっていう最悪な状況から、チートでいつでも誰とでも性関係を持てる状態で異世界へ送られた主人公。
だからといって、すぐに童貞とはおさらばしない。
なぜなら、「愛のない行為は愚!」という(ヒジョーに童貞らしい)あっぱれな信条のため。
頑張れ~。

★★★ Excellent!!!

異世界転生作品の冒頭で主人公が異世界へ旅立つ際、事故等で死に、美しい女神が現れて異世界へ導く。
勝手ながら私はこれが一番多いパターンなのかあと思っています。

ですが、この作品の主人公はテクノブレイクで死に、60歳代のババ…女神によって異世界へ導かれます。
冒頭の何行かで笑わされてしまったのは初めてです。

正直ギャグテイストでこの先のストーリーは進むのかと思いながら読み進めていましたが、また期待を裏切られました。

この作品、戦闘描写がめちゃくちゃアツいんです。
作り込まれた戦闘描写は書き手として参考になりました。

良い作品に出会えて本当に良かったです!