棘を喪う彼方の華に

棘を喪う彼方の華に

業火の意思を着せても

肌かの温もりは素に叶わず

責めてもの展に情を

場を情で薔薇薔薇の供花に


空に或う雫で旨に飲み下して


渇きは言えない

潤いを降し涙を渇しても

交わした想いも月や撓(しな)い


捧げる生花は首切られた詩の華

香を焚き抱く未知に宿る艶

等に続く短き生命

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る