開化の流れ

開化の流れ

螺旋階段の元がみえず

牡丹ひとつ あかあか

モダンな昇降機

駆け違え天下る 天ノ川は血脈

奈落の境界を布いて薄ら嗤う

移り行く末は現と絖る

吾が手では解を探るも哀れ

先に還るも跡に浮雲

負う風に迎えられ

緑藻が華弁と散ら点く

道玄にひとり高みから

下れ無いと喚く 硝子の鋒 伝染る世

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る