第144話 【咆哮】

【咆哮】


視界の先に満ちる光か闇か

素の足取りが続く限り歩んで往け

祖の壁も風も否も

生きているコト 感じている日に


説きは確かに手招いて未来への標となる

解きは答えを導いて過去へと道を重ねる


風は頬を撫で 時を感じ

鳥は近くも遠く 存在を示し

花は馨るでしょう 満ちを確かに抱く

月は朧 雫を堕とし翳を侍らす


その姿を映す水溜まりに映る姿

その鏡は自分だけを底に必ずに


困難として移し魅せる非に

笑って逝けるか

和いで仕舞うか


互いの選択を許し

反れを知る辺しるべとする


充ちみち名もめい知れて 

案であん満ちみち溢れて


惑い乍ら往く 未知

後悔なきよう 知る辺しるべこそ

我が満ちに溢れる 雫の途

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