ドア

作者 佑佳

何を探していたんだろう。何を欲しがってきたんだろう。

  • ★★★ Excellent!!!

単純そうに見えて、その実、繊細な高校生。
人語で話し、何かあれこれと訳知り風な黒猫。
なんとも可愛らしいけれど謎めいたロリっ子。

三人は、それぞれが『何か』を探しています。その『何か』を求めて、不思議な『ドア』をくぐり、時の流れも国も飛び越えて旅をします。

扉の向こうで、数々の出会いを経て、彼らは成長しながら旅を続けて行きます。

ただのファンタジーではありません。
人と出会い、人に愛され愛して、何かを得て与える物語です。その心の変化を幾つも旅を重ねて丁寧に描き出す、優しくて温かい物語です。

それでいて、謎解きのように複雑に張り巡らされた伏線の数々。そのひとつひとつが解けるたびに心を打たれ、私は何度泣いたかしれません。

どうか、ともに旅をしてください。旅の果て、大切な人の手をしっかりと握っていたくなる、そんな良作です。

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