ドア

作者 佑佳

さぁ、旅立とう。ドアを開いて、「繋がる」為の旅へ

  • ★★★ Excellent!!!

高校生の蘇芳は、目覚めると真っ暗な空間の中にいた。
そこで出会ったのは、人の言葉を喋る黒猫「夜さま」と、自分を子供じゃないと言い張る幼い少女「くぅ」。
なし崩し的に二人の「探し物」を一緒に探す事になった蘇芳は、現れた「ドア」を潜り、時空を越えた旅に出る――。

とにかく全てにおいて無駄な部分が全くなく、キッチリと練り込まれています。細かい伏線が丁寧に回収されていくので、一度読んだ後もう一度見返してみたくなる事受け合い。
その分全体的に少し短いな……と感じてしまったりしますが、それだけ物語が魅力的なのだという事なのでしょう。

ぶっきらぼうなところや若さゆえの短慮さはありつつも、困った人は見過ごせない優しさと男気に溢れた少年蘇芳。
普段はおしゃまな見た目相応の振る舞いをするが、時々妙に大人びた様子を見せる不思議な少女くぅ。
そして普段は冷静沈着、しかしその内に誰よりも重たいものを背負う夜さま。

この三人を取り巻く、各時代でキーとなる人物達もそれぞれが個性に溢れており、「皆幸せになれ!」と最後には思う事でしょう。と言うか思った。


あなたも三人と共に、不思議な旅に出てみませんか?

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