2020年11月12日 20:15
児童向け小説における、非日常と痛みへのコメント
「鬼滅の刃」が流行っているので、残酷描写に関しては緩和されるかもしれない……と希望的観測を持っています。 漫画ではOKで、小説ではNGみたいな線引きがよくわからないのです。 ノベライズは読んでいませんが、原作ありきだから例外かなと。 私の場合、惹かれる要素としては、七海様が挙げられていた「非日常」「痛み」に続いて、「ユーモア」の要素も加えたいです。 ズッコケ三人組は内容はほとんど覚えてませんが(忘れっぽい性格なのでスイマセン)、鳥の卵を見てモーチャンとハカセはヒナが孵るのを想像するけど、ハチベエだけは目玉焼きを想像しているイラストがあって、それだけがなぜか強烈に印象に残っているんです。 そういったユーモアのあるキャラクター性も、作品を引き立てる要素であるかなと思ってます。 子どもって、笑えるものには素直に反応してくれます。 「鬼滅の刃」も残酷さあれど、ユーモアたっぷりありますし。 気が向いたときでいいので、七海様の考え方もぜひとも知りたいところです。
作者からの返信
レーベルによって違うのかもしれませんが、児童文庫はかなりいろいろなことに気を遣っているなあ、という印象を受けます。残酷描写は、やはり児童向け小説においては難しいんじゃないかと思います。ジャンルにもよるのでしょうか?ホラーはまた違うのかもしれません。 ユーモアは大事ですね!鬼滅の刃含め、私の好きな漫画作品の多くは、どんなに重い内容でもユーモアを忘れていません。そこに魅力があると思います。バランスが大事なのかもしれません。 ズッコケ三人組のそのイラストは、なんだか私も見た覚えがあります……!どの作品だか忘れてしまいましたが、印象的ですよね。 コメントと評価、どうもありがとうございました!
七海 まち 2020年11月13日 15:04
2020年10月25日 11:06
テーマと物語と描写へのコメント
プロットは絶対に作ってはなりませんな! 物語が死んでしまいますから!
私もそう思っていたのですが、商業出版の場合はプロットの提出を求められることが多いので、今大変苦労しているところです……(;^_^A
七海 まち 2020年10月25日 13:30
2020年10月15日 16:36
『ズッコケ三人組』のことへのコメント
こんにちは。はじめまして。 ズッコケ三人組。懐かしいですね。私もよく読んでいた記憶があります。確かに、本当に作品ごとに違う世界で多様性豊かだったですね。そのどれもがワクワクと読み進めていたような気がします。 学校の図書館に置いてある範囲しか読めてなかったのですが、ハカセがトイレに籠って殺人事件のトリックの謎に挑んでいたのが、妙に印象に残っております。 あれなんだったかな。今度買いに行こうかな。 小説をとおして「人間」や「世界」を書きたい。とても共感しております。私も精進したいです。今後とも頑張ってください。
久保 良文様、はじめまして!コメント&フォロー、ありがとうございます! 内容をだいぶ忘れてしまっておりますが、ハカセがトイレで推理するのは『ぼくらはズッコケ探偵団』でしょうか?二作目ですね。 小説にはいろいろなジャンルがありますが、結局行き着くところは「生きるとはどういうことか」、なのかもしれません。 >今後とも頑張ってください。 ありがとうございます!お互い頑張りましょう(*^^*)
七海 まち 2020年10月15日 19:22
2020年10月15日 16:04
先生は子供向けだからと言って容赦はいらないって、ポプラのインタビューで言っていましたね。 まさに理想の考え方です。 子供向けだから表現は優しくとか、このキャラは自分勝手すぎるとか、現実を見ろってことですね。 優しい子もいれば、いじめっこだっている。それを書かないで人間なんて書けっこないんですから。 先生は必要とあらば、セックスですら書くとおっしゃってました。 小さくまとまるよりも、思い切りも必要なのかもしれません。
>子供向けだからと言って容赦はいらない たぶん那須先生だからできたんだろうなあ、と思います。普通の感覚で書いていてもいくつも指摘されるほど、実際の児童向けは子どもに対する配慮が行き届いていると感じました。 そのへんの感覚、児童文学はちょっと違うのかもしれませんね。YAはさらなり。いずれにせよ、子どもに読ませられるものかどうか、という感覚は常に持っていたいですね。
七海 まち 2020年10月15日 19:17
2020年10月15日 15:42
「サキヨミ!」発売おめでとうございます。 近所の本屋に山とつんであり、かわいいポップもついていたのを目撃しました。そして、数日後また同じ本屋にいくと「サキヨミ!」の平積みの山が低くなってるじゃないですか。 売れてますよ! こうやって、直接作者さんに報告できるなんて。得難い経験です。 私は、「ズッコケシリーズ」にははまらず、ファンタジーの「クレヨン王国」にどっぷりはまっておりました。 小学生の頃から、オタク気質があったんだなと思います(笑)
澄田こころ様、コメントありがとうございます! 本屋さんでの『サキヨミ!』情報、うれしいです!どうもありがとうございます!(≧▽≦) 自分では今ひとつ売れ行きがよくわからないので、そうした情報をいただけるのがとてもありがたいです。 私は逆に、クレヨン王国はまったく読んだことがないのです……!子どもの頃好きだったものって、ほんとに自分の核を構成していますよね。
七海 まち 2020年10月15日 19:12
2020年6月29日 8:32
【番外】アイディアが降りてくるときへのコメント
はじめまして。 アイデアが降ってくるときというのは、人それぞれですね。 私は、夕飯の用意をしている時にものすごいアイデアや、いきづまっている展開の打開策になるようなアイデアが決まって降ってきます。 手は包丁で野菜をきっているけど、頭は別の事を考えている。 この手先と頭の乖離が、いいのかなあと思います。 単純作業がいいのかもしれません。
澄田こころ様、はじめまして!コメントありがとうございます! おお、なるほど料理ですか!私は料理が苦手なせいか、アイディアが降ってきた経験はないです。余裕がないのかも……笑 打開策が降ってくるの、うらやましいです! 無心で手を動かす、というのはよさそうですね。塗り絵とか、編み物とか。 歩き回るといいとも聞いたので、最近は部屋をぐるぐる歩いたりしてます。でも狭くてすぐモノにぶつかるので注意しなくてはならず、あまり無心になれないかも。。 最近Twitterで、伏線ごと降ってくるという作家さんを見かけました。うらやましすぎて震えます。そういうのも含めて才能なのかもしれませんね。 星までいただき、ありがとうございました!
七海 まち 2020年6月29日 13:50
2020年5月19日 19:43 編集済
公募について・後編へのコメント
なるほど確かにその通りでしょうね。まぁ、私はその辺ができていないのかなと思ったり思わなかったり(どっち? で、ひとつ付け加えるのなら、毎年の審査員の先生方の選評をよく読むべし。でしょうね。 つばさ文庫の場合、編集部が入賞作を決めるわけではないので。この辺はちょっと面白い話があるのですが、それはまだどこかで。 追記 せっかくなのでここに書いておきます。 編集部の拾い上げには2パターンあると思われます。あくまで私の考察ですけど。 まず、作家が編集部に買われるパターン。 これは最終選考まで到達した作家様におこなわれる拾い上げです。編集部に作家として買われているので、たとえ入賞を逃したとしても拾い上げされる事があります。 七海様は最終選考まで2作品通過しているので、このパターンになります。最終選考2作は、よっぽど作者が買われていないとあり得ないと思うのです。今回、七海様は選考委員の先生方の評価も勝ち取り金賞受賞されたわけですが、仮に入賞を逃したとしても編集部的にはデビューは確定していたと思っています。 ただこれにはひとつ問題がありまして、最終選考へ進んだ作品が入賞を逃した場合、拾い上げがあったとしても選考委員の先生方の手前、その作品でデビューする事は非常に難しいと思います。安芸咲良先生がそうでしたね。最終選考へ進んだ作品とは別の作品でデビューになりました。 なので次のパターン。 作品を買われた場合です。 この場合、最終選考まで行かなくても拾い上げがおこなわれます。むしろ、最終選考へ進ませないかもしれません。 その作品を編集部がどうしても出版したい。しかし最終選考で落選してしまったら出すわけにはいかない。というワケです。これは地図十行路先生のパターンですね。 この年、地図十行路先生は二次まで、安芸咲良先生が最終選考まで進んでいました。で、出版されたのが『世にも奇妙な商品カタログ』です。これが二次通過作品でした。 とは言え、どちらにしろ編集部が認める素晴らしい作品を書いてこそなので、私はまずそこを目指さなければいけないのかなぁ。 なんて事を考えてみました。
選評は大事ですね!つばさ文庫の場合に限って言えば拾い上げがありますので、編集さんに「この作品を世に出したい」と思ってもらえれば受賞できなくてもチャンスはあるかと思います。 面白い話、気になります~! ――――――――― わざわざ追記をありがとうございます! なるほど、鋭い考察です……!ひのひまり先生みたいなパターンもありますし、書き続けていればそれだけチャンスも増えるということですね。
七海 まち 2020年5月19日 20:01 編集済
2020年5月18日 23:45
公募について・前編へのコメント
その通りでしょうね。 私も実際にそう思いますよ。と、負け惜しみを言っておきます(笑 セブンワンダーズはそれなりに渾身の作だったので。 でもフォロワー様に言われたのです。求められているものが違わないか、と。子供たちっていい意味で単純で素直じゃないですか。過度な伏線やギミックなんかなくてもストレートに伝わる物語がいいんじゃないかって。今では私もそう思います。
ストレートに伝わる物語、難しいですよね。つい最近、針とら先生の「矢印作劇と円作劇」というnoteを読んだのですが、とてもいいヒントになりそうでした。読まれていないようでしたら、ぜひ。
七海 まち 2020年5月19日 09:50
2020年3月27日 23:30
何のために書くのかへのコメント
ジャンルが書けるって実はすごいことで、わたしもその辺自信がなくて分類不能な話ばかり書いてたんですよね。 とりあえず現代ドラマにしとくかって感じの。 でも、そういう分類不能な話を書く中で少しずつエンタメ的なことがしたくなって、自分に書けることだったり書きたいことを発見してきたんですよね。 自己発見と言えば自己発見で、たぶんエンタメという意識がなかったらかえって自分が何なのかわからなかったと思うんです。 読者という他者を意識すればこそ見えてくるものって多いですよね。
だんだんと、自分から読者に意識が向いていった感じですね。 最初は驚かそうとか騙そうとか思っていましたが、子どもにも自信を持ってすすめられるような面白いものが書きたいなあ、という思いに変わっていきました。 じゃあどんなものだったら面白いと思ってくれるんだろう、というところからスタートして色々と苦しんできましたが、いまだに面白さというものがなかなか理解できずにいます。 小説……というか、物語を作るのって、とても難しく、けれども楽しい作業ですね。
七海 まち 2020年3月28日 19:28
2020年3月26日 1:33
ホラーについてへのコメント
ホラーと純文学はたしかに親和性があると思います。 不条理だったり、含みがあっても許されるとことか。 ホラーには朦朧法という方法論があって、要はあえて全体を見せないことによって得体の知れなさを演出するんですが、これってヘミングウェイが提唱した氷山理論にも通じるんじゃないかなあと。 主人公が「無印」というのも言われてみればそうですね。 因果応報的なオチにしても、主人公自身は罪を忘れていた――というような描き方だと読者にとっても他人事にならない気がします。あるいは「ええっ、そんなことで」というような些細なものだったり。 ホラーって寓意が込めやすいジャンルで、寓話としてまとまってたら理屈なんてどうでもいいんじゃないかと思いますね。
ホラーって書いてみたいけど書けないジャンルなんです。 怖がりなので……自分の作った話に悩まされそうで。。 朦朧法、初めて聞きました。なるほど、想像が生む恐怖ですね。 ホラー、奥深いです。
七海 まち 2020年3月26日 17:44
2020年3月26日 1:01
視点についてへのコメント
わたしは告白体とか書簡体が好きでよく使います。 何て言うんでしょうね、小説の本文を小道具として使えるというか、テクストの存在そのものの重みをテーマや物語と結びつけて表現できるのが好きなんです。 単に信頼できない語り手が好きだからというのもあるんですが。 視点を動かすのは好きじゃないのでほとんど使いませんが、絶対のタブーなんてことはないはずで、ダメな理由を踏まえた工夫があるかどうかの問題だと思います。 3人称も意識的に採用しないとまず使わないのですけど、突拍子もない内容 にリアリティを与えるには3人称の客観性が向いてる気はします。 あと、ボケツッコミじゃないシュールな笑いが演出しやすい。
告白体、私もすごく好きなんです。最近は全く書いていませんが、機会があればまた書きたいです。 いかに読者をだますか、驚かせるか、という意地悪な気持ちで書けるのが楽しいのかもしれません……笑 最近の子供向けの本でも、視点が動いているものがありました。一人称→主人公不在の三人称、でしたが、案外すんなり読めました。やはり使い方ですね。
七海 まち 2020年3月26日 17:39
2020年3月26日 0:19
キャラクターについてへのコメント
ジョジョの荒木先生は敵に同情させないような書き方をしてるって言いますね。 でもそれでいて、人間の弱さだったり醜さをうまいこと描いてるので読者にとっても他人事にならず克己的なストーリーとして強度を持ってる……ような気がします。 敵ってテーマを表現する上で重要な存在で、特に長編で、単に嫌な奴ってだけだと何の話かわからなくなってしまうんですよね。
要は、人物が単なる道具、役割にならないように書くのが大事なのかなあ、と。 ストーリーがあまり進まなくとも、登場人物に奥行きが見えてくるとがぜん面白くなってきたと感じます。 敵を敵としてではなく、主人公のシャドウとして書くのが理想なのかな、と思います。
七海 まち 2020年3月26日 17:37
2020年3月25日 23:30
会話文についてへのコメント
エルモア・レナードも「言った」以外使うなって書いてますね。 わたしはそこまで厳密には守ってませんが。 真面目な話、英語圏の作家って日本語みたいに1人称や語尾で変化を出せないので台詞の書き分けが大変でしょうね。それだけに参考になるとは思いますが。 よく聞くのは、そのシーンにおける各キャラの立場をはっきりさせるってことですね。争点を明確にするというか。
確かに、一人称や語尾で個性を出せる日本語は便利ですよね。 市販の本でもたまに「誰が言っているんだろう」というセリフが挟まっていることがありますが、大体は明示されていなくても想像できるように書かれているので、うまいなあと思います。 私はいまだにこれが苦手です。
七海 まち 2020年3月26日 17:35
2020年3月25日 23:08
文体についてへのコメント
なんというか痒いところに手が届く連載だなあと思いはじめています。 自分がうまいこと言語化できなかったことをとてもわかりやすく書かれてるなあ、と。 今回だと「クレシェンド」が盗みたい表現でした。 自分もよくこういう文章構成を使うんですけどこんなうまく説明はできないです。
たくさん読んでいただき、その上うれしいお言葉まで!ありがとうございます! 例文が上手でないのであまり参考にならないのが申し訳ないですが。。 最近、さらに文章力が落ちてきたように思います。やはり本は常に読んでいないとだめだなあと。
七海 まち 2020年3月26日 17:33
2020年3月25日 23:00
世界と趣向へのコメント
「世界」と「趣向」という概念は知りませんでした。 たぶんわたしが「ストーリー」と「プロット」と呼び分けていた概念に近いのでしょうが、「世界」と「趣向」の方が適切な気がしますね(と、盗みたくなる表現が次々と)。 たしかに序盤に予想された「世界」を覆すのってリスキーな手法で、エンタメとしてはやらないのが無難なんでしょうね。 覆したように見えて、よくよく見返すと実は最初からそういう「世界」だったということもままあるんですが、よっぽどうまくやらないと顰蹙を買うイメージです。
私も大学の講義で知った言葉ですが、小説にも適用できるのでは、と思ったのです。 小説というか、ストーリーの展開には「ひねり」が必要だと思うのですが、そのひねり方が上手でないと、ここでいう世界の崩壊につながってしまうのかなあ、と。
七海 まち 2020年3月26日 17:31
2020年3月25日 22:49
団子の比喩にはっとさせられました。テーマが必要な理由にはまったく同意です。 わたしはテーマって表裏両方設定することにしていて(2つだけという意味ではなく)、表の方はおそらく「メッセージ」と呼ばれるものに近いんですが、裏の方は「作者の解釈」という位置付けにしてます。 別にまったく違った読まれ方をしてもいいんですが、話をまとめるには自分なりの解釈が必要なんですよね。
戸松秋茄子様、コメントありがとうございます! テーマの表と裏。なるほど~!と思いました。確かに、自分なりの解釈と表に出るメッセージの受け取り方が一致するとは限らないですものね。 小説を書く原動力は、やはり作者の思い、伝えたいことなのかなと思います。
七海 まち 2020年3月26日 17:29
2020年3月18日 21:38
子供向けの物語を紡ぐと言うのは、子供と向き合わなければならないですよね。広義の意味での沢山の子供であり、自分の子供であり、そして子供の頃の自分であり。 七海様はこの先、子供たちを喜ばせる責任を持った訳です。それはきっと、子供の頃の自分が、そして今の自分が喜ぶ事に繋がって行くのではないかなぁと思います。
えーきち様、すてきなコメントをありがとうございます。 まさしくその通りですね。子どもってまだ世界に慣れていない分、弱くもあり強くもある面白い存在で、そこに人間の本質が現れているような気がします。 自分の中の子どもの部分がひょっこり顔を出すのも、児童向けを書くことの楽しさのひとつですね。
七海 まち 2020年3月19日 10:51
2020年2月20日 11:31
役に立った創作指南書へのコメント
なかなかいい指南書ないですね。最近は、児童書や短編シリーズを読んでいます。指南書は本屋にはなかなか置いていないし。しかし、色々ありますね。黒魔女さんよさげ!
図書館にあればいいんですけど、なかなか置いてないんですよね。私はほとんどAmazonで買ってます。 黒魔女さん、おすすめです!
七海 まち 2020年2月20日 16:16
2019年11月29日 12:47
病みアンソロ『やみのまにまに』感想&短…へのコメント
桜花一片に願いを、読みました。気になる点があるとおっしゃっていますが、読んでて全く気にならずに悶えてました。素晴らしい作品でした。今これを読んで、素晴らしい作品に詰まった思いと、今後への抱負をビシビシと感じました。これからも作品を楽しみにしています。 また、自分も感想などをつらつら書き溜めていますので、「桜花一片に願いを」への愛を語らせてください。 拙作への感想もありがとうございました。予想を上回るラストと言ってくださって、鼻血が出ています。ぶふぉ。解釈があまりにも素晴らしすぎて(自分が書いた以上の素晴らしい解釈をしてくださって)、本当に感激しております。 自分の画力では表現しきれませんが、スズさんはイケメン設定です(*´▽`*) ありがとうございました!
本庄 照様、コメントありがとうございます! あたたかいお言葉に涙が出そうです……!ありがとうございます! 今まで公募組でずっと孤独に書いて出してを繰り返していましたが、カクヨムやTwitterを始めて書き手の方々のレベルの高さや創作への愛の大きさを知り、さらに交流して読んでいただくことも増え、このように感想をいただけるようになったことがどんなにありがたいことかと今更ながらに噛みしめておりました。 あのような解釈でよかったのか不安でしたが、そう言っていただけて一安心です(*^_^*)スズさん十分イケメンでしたよ! お読みいただき、ありがとうございました。感想、楽しみにしております(ドキドキ……)!
七海 まち 2019年11月29日 13:15
2019年6月13日 20:38
深い印象を受けた作品~漫画編~へのコメント
挙げられた素晴らしいタイトルの数々を拝見して七海まちさんの感性の源泉を知ることができたようなとても嬉しい感覚でいます。 特に「めぞん一刻」はわたしも青春時代に愛読し、尊敬する高橋留美子さんの感性を知らずの内にわたし自身もなぞっているかもという気がします。 そして七海まちさんの書いてくださったこのエッセイはそういう宝石のような煌めきで溢れていると感じます。
感性の源泉……!確かにそうかもしれません。たくさんの素晴らしい作品に触れられてきたことは、確実に私の財産になっていると感じます。 めぞん一刻は本当に面白いですよね。高橋留美子さんの人間的な魅力にあふれているように思えます。 宝石のような煌めきとは、うれしいお言葉です……!これからも素晴らしい作品を味わいながら、感性を磨いていきたいと思います。
七海 まち 2019年6月13日 21:34
2019年6月13日 20:32
深い印象を受けた作品~小説編~へのコメント
太宰治さんの作品はわたしも20歳ぐらいの頃に読みふけりました。青春の大切なアイテムだったと思います。 そしてわたしの上の子はやはりその当時のわたしと同じ年代ぐらいですけれども森見登美彦さんの作品をよく読んでいるようです。 このエッセイを拝読して小説というものが人生と伴走してくれる感覚は時代を超えたものだと嬉しくなりました。
コメントありがとうございます! 太宰治の作品は、若い心に刺さるものがあると感じます。太宰とともに青春を過ごした方は多いんじゃないでしょうか。 人生のある時期を作家の作品とともに表せるということも、読書のもたらしてくれる恵みなのかもしれません。読む年齢によって感じ方が変わることも、面白いですよね。人生と伴走という表現、とてもすてきです。
七海 まち 2019年6月13日 21:31
2019年6月13日 18:11
推敲についてへのコメント
>小説を書き始めた頃、特に純文学を書いている頃は、一度書いた文章を消すなんて、もってのほかだと思っていました。そのときしか出てこない文章、二度と書けない文章かもしれないのに、それを躊躇なく消すなんて、とんでもないことだ、と。 この文章が、とても心に響きました。おそらく私も、それに近い考え方だったのだろうと。 私が昔、小説投稿サイトを利用し始めた頃(といってもオリジナル小説ではなく二次創作小説の投稿サイトだったのですが)、そのサイトが「一旦投稿したら修正できない」という仕様だったので、今以上に心して推敲をおこなっていました。 推敲という以上は「悪いところを修正する」のはずですが、この『悪い』が絶対評価にならない。何度も推敲していると、その時の感覚や周囲との兼ね合い次第で、結局元の表現に戻ってしまうことがありました。だから初稿、第一稿、第二稿……、最終稿という形で、推敲過程の全ファイルを保存しておくようにしていました。これならば『そのときしか出てこない文章、二度と書けない文章』を、いつでも発掘できますから。 「そういえば最近、そんなことしなくなったな」と今更のように思い出しました。今にして思えば『推敲過程の全ファイルを保存』というのは、学生時代に身についた習慣だったのかもしれません(論文や学会発表などの草稿を教授に提出して、修正するように言われて、その通りにすると、また他の箇所を指摘されて……。繰り返すうちに、元に戻る部分が出てきたり、という経験から、そうした草稿は途中の段階のものを全て保存するようにしていました)。 『一度書いた文章を消すなんて、もってのほか』、この考えの方々の中には、昔の私のように『推敲過程の全ファイルを保存』という推敲の仕方をしておられる方々も結構いるのかもしれない。そんなことを考えてしまいました。
推敲過程の全ファイルを保存ですか!すごいです。 でも、私も似たようなことは今でもやっています。削除したとしても、その削除箇所が多い場合は別ファイルに取っておいたり。 そういうものは結局そのまま使わないことが多いのですが、後々役に立つことも出てくると思います。 やっぱり、書いた文章って自分の子供のようなもので、簡単には手放せないんですよね。 そう言う意味でも、その作品と離れる期間というのは必要かもしれません。執着がなくなれば、推敲はずっとやりやすくなるでしょう。
七海 まち 2019年6月13日 20:11
2019年6月13日 12:07
主食はミステリ。副菜はホラーの秋雨です。 この二つは時に合わさり、丼ぶりの味わいにもなります。ゾンビや自然災害の「パニック」も合わせて、まあ仲間ですね。 周りから、なぜそんなに怖い話ばかりを好むのだロマンスを見ろと笑われていますが、こちらの記事を読み、スッキリしました! 「恐怖」 その原始的な感情を味わいたい。 触れる事で人間という生き物を知りたい。そういう事だったのですね! それと、全く憧れない非日常に触れる事で 自分の日常の良さを再確認出来る気もしています。 恐怖で叫ぶ顔と笑顔は似ている。 怖すぎる時に笑ってしまうのは、近い場所にある感情だからなのかと思いました。 いつも笑っている人に裏があるように感じてしまうのも、狂気的なものを本心が感じるからかもしれませんね。 海外のスプラッタホラーの一部については 嫌な奴、バカップル、やってはいけない事をやる奴がジェノサイドされるので、ポップコーン片手に笑いながら見るストレス発散コメディなのではないかと思ったり。 自分がやりたい事を作中の悪役が代わりにやってくれるみたいな。 貞子さんが大人気なのも「あー見ちゃったー!やっちゃってください姉さん!」みたいな、決まりをキッチリ守るヒロインの姿に、ある種の爽快感が生まれるといいますか。 ホラーには明確な発動ルールが必須ですから。 「吉備津の釜」は本当に怖いですよね! 助かったとホッとした瞬間に最大の恐怖が訪れる。怪談の中の怪談だと感じます。 「リング」はまさに、非日常が日常に手を伸ばしてくる典型のようで、本当に怖いですね。 一作目公開時に映画館に観に行った母が、悲鳴をあげたと言っていました。 個人的には、主人公に非がある方が好みです。悪い事をしては何故いけないのか?の説明になる気がして。 すみませんホラーについて書いて頂けて喜びすぎました。 ミステリーもいかがですか? 素敵な考察の数々をありがとうございます!
熱いコメントありがとうございます!秋雨様はホラーもお好きなのですね。 長年、なんで後悔するのに「恐怖」に惹かれるんだろう、とずっと疑問に思っていました。 最近はホラーなドラマも減ったし、映画はグロが多くて苦手で、さらに子どもが生まれてからは余計に遠のいていますが、ホラーにはいまだに興味があります。が、グロがダメなので未だに素人なのですよ。一部の海外のホラー映画なんかは、内臓出せばいいってもんじゃねえぞ!と言いたくなります。 ホラーを味わった後って、今いるこの平和な日常がすごく貴重なものに思えますよね。同時に、味わったホラーとこの世界は実は地続きなんじゃないか、とぞわぞわくる感覚がたまりません。日常に対して違った視点を与えてくれる、それがホラーの効果なのかなあ、とも思います。 発動ルールは確かにありますね!とにかく無差別というよりは、そのへんをきっちりさせることも大事な要素かもしれません。 リングは十代のときに見たのですが、見た日は一人でお風呂に入れませんでした(笑)見ただけで殺される呪いのビデオ。単純なのに恐ろしい。 ホラーに「教訓」が入ってくると、また違った味わいになりますね。世にも奇妙な~なんかはそういう話もけっこうあった気がします。 ミステリーはホラー以上にド素人なので、語ることはできません(泣)すみません。今までの経験から言うと、「うわあ、面白い!」というより、「なるほどね、すごいなあ」という感じで作者の労を讃えたくなる、それが私にとってのミステリーです。多分経験値がとても低いんだと思います。味わって考察するまでに至っていないという。申し訳ないです。
七海 まち 2019年6月13日 13:15
2019年6月13日 11:11
「冒険に出なくとも、魔法が使えなくとも、非日常は書ける」目からウロコです! 知らない世界をのぞく事、身近にありそうで無い出来事にワクワクする事、主人公たちに共感し、その成長を見届ける事。 非日常の楽しみ方は様々なのですね。
そうですね、何をもって「日常」と考えるか、ですね。子どもにとっての日常ってけっこう狭いのではないかな、と思うのです。同時に大人には見えていないものがたくさん見えていたりするのですが。 そのあたりの感覚を拾い上げつつ非日常を描いている作品が、児童向けの名作には多い気がします。
七海 まち 2019年6月13日 11:27
2019年6月11日 11:30
面白かったです! 以前「主人公のキャラが弱い」と言われた事があり、しばらく一人で悩みましたが、こういう事だったのだと合点がいきました。 美点に欠点。バックストーリー。 そしてキャラクターにとっての「痛み」は何か。ハートに突き刺さりました。 とある錬金術師さんの、腕は確かだけど背が低いのが悩みで指摘されるとキレる的なギャップですね。そして背が低い理由にバックストーリーも絡んでくるという。 完全愉快犯な救いようの無い悪役を書いた事があるので、以後気をつけます。
またまたありがとうございます! キャラの「奥行き」「厚み」を持たせるためには、実際の人間のさまざまな要素を付与する必要があるのかな~と感じています。 とある錬金術師さん……ハガレンですかね?実は未読なのです(*_*; 面白そうとは思っていながら手が出せていないです~。 「怒りっぽい」じゃなくて、「〇〇と言われると怒る」というふうに具体的に考えたほうがいい、というのは富樫義弘の言葉だったかな? 完全な悪役というのもいていいのかな、と思うのですが、「駒」になってほしくないなーと感じてしまうのですよ。単なる物語の中の部品以上の人間らしさがあると、その悪さ自体にも深みが出てくるんじゃないでしょうか。なーんて。
七海 まち 2019年6月11日 12:22
2019年6月10日 16:27
昔自分が好きな小説家の文章に五音・七音での区切り(句読点によるはっきりした区切りではなく「てにをは」による潜在的な区切り)が多いことに気づいて「これが読みやすさの秘密かな? 将来自分が小説を書くときは真似しよう!」などと考えたものでしたが……。 いざ書こうとしてみると、難しいものですね。キャッチコピー程度の短いものならば、結構簡単に五音・七音で区切れるのですが。 リズムという話で、ふとそれを思い出しました。
なるほど、音の数は鍵になりそうですね!やはり文体は音楽に近いものなのでしょう。 私も書きながら頭の中で再生して心地いいリズムを作るように心がけていますが、全部が全部そううまくいくはずもなく、言葉選びに四苦八苦しています。語彙力が欲しいです。
七海 まち 2019年6月10日 17:00
2019年6月10日 16:16
>「これ、どっかで見たような気がする」「もう似たような作品があるような気がする」……書いても書いても、そんな「呪いの言葉」が頭から離れなかった時期があります。 この言葉に、強く感銘を受けました。 私はカクヨムに来る前、別の投稿サイトを利用していたのですが、当時は独自色にこだわって「今書いている作品は、本当に自分が書いても構わない作品なのか? 誰でも書ける作品なのではないか?」と常に自問自答していたからです(だから「ウイルスを扱った小説」ばかりいくつも書いていました。それ以外は「これは昔の自分が考えたものだから」とか「これは自分の趣味が強く反映されているから」とか、言い訳を探しながら書いていました)。 それがカクヨムに来てからは、そんな呪縛が消えて、思いついたものがどんどん作品になってくれるようになりました(駄作量産という意味では問題かもしれませんが)。 今まで、この呪縛が消えた理由を考えたこともなかったのですが……。以前のサイトではほとんど書くだけだった、一方、カクヨムでは他の方々の作品をなるべく読もうとしている。おそらく、この違いのおかげなのだと思います。エッセイで書かれていた「それは当たり前だ」、そう私も思えたのですね。
2019年6月10日 15:58
これを読んで「テーマって何だろう?」と改めて考えてしまいました。 途中までは「WEBで素人が素人なのに小説を書く場合には、伝えたい『テーマ』が心の中に明確に存在しているからこそ書き始めるのではないか。テーマの有無について悩むのは、公募畑からの書き手(ある意味では素人ではなくプロの卵)だからこそ、ではないか」と思っていました。でもテーマの項目を最後まで読んだたら「ああ、小説のテーマって、そんなに単純なものではないのかもしれない」と、少し自分の浅慮を恥じるような気持ちにもなりました。 今回一番興味深いと感じたのは『物語』の項目です。私はプロットは基本的にプロットとしてまとめており、短編ならば頭の中だけに留めて直接小説を書き始める場合もありますが、どちらにせよ起承転結だけは常に意識しているつもりでした。小説ではなくエッセイでも起承転結を意識することが多いのですが、だからこそ逆に私の場合、小説でも小説的な起承転結ではなく論文的な起承転結になっていたかもしれない、とハッとしました。 ここで示された『D映画の物語の王道』、こういうのを考えるべきだったのですね! この『D映画の物語の王道』に何らかのテーマを乗せて、自分も一つ書いてみたい、とも思いました。
相変わらずテーマについては成長していません。書き始めはもやもやしていて、書いていくうちにだんだんと形になっていく。下手すると書き終わってももやもやのままだったりしますが、時間が経って読み返したり、他の方に感想をいただいたりすると、思いがけない形でテーマが目の前に現れてくることも。 やはりテーマは「生きている間に感じられること、学べること」と切り離せないのかなあ、と思います。 起承転結とか三幕構成とかよく言いますよね。あれに添って話を考えるのがとても苦手です。ある程度エピソードを考えた後でその枠に当てはめていく、というやり方も試しましたが、その通りにいった試しがありません。 人によるのだと思いますが、私の場合はやっぱり物語の広がりに制限を設けてしまうことになり、向いてないなと感じています。それか単純に経験不足?このあたりのセンスは、たくさんの小説を読んで書いていく中で、体で会得できるものなのかもしれません。 D映画やハリウッド映画は物語の構成の勉強にとてもいいと思います!分析してみると、割と単純な構造なんですよね。それでも見ているときは最高に面白い。このあたりは小説作法本ではなく、シナリオの書き方系の本のほうが参考になりますのでおすすめです。
七海 まち 2019年6月10日 16:58
2019年6月10日 15:03
私は「自分が本当に怖いホラーを書けないのは文章力の乏しさゆえ」と思っているので『ホラーって純文学に近いものなんじゃないか』という言葉には考えさせられました。 また「理不尽だからこそ怖い」というのも常々思っていたことですが、私の場合は、そこまででした。そこからさらに「簡単に感情移入できるからこそ魅力に繋がる」と分析されているのを見て「さすが!」「なるほど!」と、勉強になりました。 「得体のしれないものだから怖い」というのも前々から思っていたことだったので、とても共感できました。でもこれ、いざ書こうとすると難しいのですよね。ファンタジーなどで「王道」の安心感と「テンプレ」の見飽きた感が紙一重であるように、ホラーでも「得体の知れない」の恐怖感と「投げっぱなしで説明不足」の残念感は紙一重な気がします(そこは作者の筆力次第なので、そういう意味でも純文学かもしれない、とも感じました)。
なな、なるほど~! 投げっぱなしで残念、というのはよくありますね。「世にも奇妙な~」でも感じたことあります。「よくわからないけどとにかく怖い!」と満足できる場合と、「んん?何それ?どういうこと?」ともやもやが残る場合と。 鍵となるのは、「その世界への没入感」なのかなあ、とか。理解できなくてもその世界の空気に飲まれてしまって、終わったときに突き放されて呆然としてしまう作品ってありますよね。その空気がうまく作れないと、疑問やツッコミの余地が生まれてしまうのかも。 あと「小道具」も重要ですよね。考えれば考えるほど、ホラーは奥が深いです。やっぱり純文学に近いんでしょうかね。
七海 まち 2019年6月10日 16:49
2019年6月10日 13:16
すごいです!永久保存版として手元に置かせて頂きたい。 複数の人間が場にいるシーンの、誰が喋っているのか表現するテクニックの数々、感動しました。 「アクション描写とともに明示」 これはキャラクター性も合わせて表現出来て、脳内イメージが湧きやすいとメリットが大きいですね。 誰が喋っていても良いという書き方があるのにも驚きました。 この研究はかなり時間と体力が必要だったと思います。お疲れ様です。そして研究成果を教えてくださり、ありがとうございます!
うれしいです~!お正月休みにがんばって研究した甲斐がありました! 要は、わかればいいんですよね。読んでいるときに気にならなければ、「言った」の多用でも全然問題ないと今は思っています。 今は、「眉をひそめた」とかの表情の描写のパターンを増やしたくて悩み中です。何かをしながらのセリフならいいのですが、動きの少ない会議などのシーンだと、表情や簡単な仕草くらいしか書けないので。 十分な研究内容ではありませんが、ぜひぜひご参考にしていただければ幸いです(*^-^*)
七海 まち 2019年6月10日 14:59
2019年6月10日 13:06
構成についてへのコメント
着地点を決める! 抱えていた疑問がすっきりしました。 プロットを細かく作っても、いざ書き出すとキャラクター達が勝手に動き出して全然違う流れになってしまい、困っていました。 君何してるの、誰が辻褄を合わせると思ってるの、みたいな。 それにより完結しなくなっている物もあります。 着地点が無いから迷っていたのですね。 謎・動機・困難さを心掛けて カタルシスを感じて頂ける作品作りをしていきたいと思います。
コメントありがとうございます(*^^*) そうそう、そうなのです。寄り道をしても、きちんと本筋に戻ればいいのです。キャラが勝手に動き出す現象は楽しいんですけど、本来の務めを忘れるな、と制御するのはやはり作者の役割ですね。 と言いつつ、最新作では着地点が決まらないまま書いていたりします。なんとなくは決まってるんですけど、本当にそこに行き着くのかなあ、と不安でいっぱいです。。
七海 まち 2019年6月10日 14:56
2019年6月9日 19:34
一人称と三人称は全く別の物と捉えていましたので、目からウロコです。 つい作者視点になってしまうのを直して、主人公が何に関心を持つのかよく考えるようにします。 作中の高瀬詩織さんと主人公のやりとりが 軽快で楽しいのに加えて、あらゆる情報がすんなり入ってくるのが心地良かったです。 地の文で面白い事をやっているのも同時に印象に残りました。 魔法陣の描かれた布をちゃぶ台に乗せたり。 霊魂を抽出するのに何故クルミが必要なのか、気になってワクワクしました。
コメントありがとうございます! 一人称と三人称に関しては、確かに全く同じものとして捉えることはできないのですが、改めて考えてみると、主人公の性格にもよるのかな、と今思いました。 一人称でも主人公が冷静、穏やか、聡明といった属性のキャラだと、三人称とほぼ同じ色の文体になると思います。また、一人称だと視点切り替えがあまり好まれない、という制約も出てきますね。 人称については「視点について」で詳しく書いていますので、お時間がありましたらそちらをお読みいただければと思います。 おれと高瀬の小話、楽しんでいただけたようでうれしいです(笑) ちゃぶ台やクルミなどの小道具に関してはその場のノリで考えたので、実験の全容は私でもさっぱりわからないのですが、将来的に機会があれば続きを書いてみたいな、とは思っています。 直接この部分との関係はありませんが、この二人のその後について『きみに会うための440円』という短編で書いておりますので、ご興味がありましたらぜひ(*^-^*) 読んでいただき、ありがとうございました!
七海 まち 2019年6月9日 19:47
2019年6月8日 18:42
一つおススメしておきます。 もう16年前の映画ですが『箪笥』というゴシックホラーの映画があります。 見ていないのでしたら是非。 ホラーは大好物です。 ただ、本は読んだ事がないのですよねぇ。
おお、韓国ホラーですか!「黒い家」や「カル」(ホラーではなくミステリーですが)など、韓国映画は日本とはまた違う雰囲気があって恐ろしいですよね。怖そうですが、子供がいないときに見てみます。 私も小説含めホラーはほんと詳しくなくて、書いた後で「浅いなあ」とちょっと後悔してしまいました。
七海 まち 2019年6月8日 19:38
2019年5月8日 22:14
勉強になりました。 文章と音楽は似ていると思っていましたが、構成じゃなくて文体の方なんですね。 他にもいろいろ気になるところがありました。 行動で見せるってのは自分も苦手です。例題は鮮やかでした。パッとこういうのを書けるようになりたいです。
こちらも読んでいただきうれしいです!ありがとうございます! あまり詳しくないですが、構成も音楽に例えられると思います。いきなり主題から入る曲、導入から徐々に盛り上げる曲など、いろいろな形がありますよね。 おれ&高瀬の例文があんな形で発展することになるとは、夢にも思いませんでした(笑) ついついセリフで描写しがちなんですよねえ……この癖はなかなか直りません。まだまだ修行が必要だと感じています。
七海 まち 2019年5月8日 22:45
2019年4月23日 17:48
為になる記事をありがとうございました。 手前味噌ですが、僕はキャラクターによって一人称、二人称と、相手への呼びかけ方を固定するようにしています。 少なくとも、主役二人についてはこの条件づけである程度見分けがつく(といいなあ)と思っています。
コメントありがとうございます! なるほど、一人称にくわえて二人称や呼びかけ方も工夫できますね。 カクヨムでいろいろな方の作品を読んで気づいたのですが、皆さん語尾や一人称、口調などで上手にセリフの書き分けをしていらっしゃいます。 ただ、セリフが「状況説明」に使われていることが多く、書き分けはできていても、読みにくくなってしまっているものもありました。 話者の明示だけでなく、「読みやすさ」を追求するためには、セリフの量や長短ではなく「役割」をきちんと考えるべきなのかな、と改めて思いました。
七海 まち 2019年4月23日 19:14
2019年4月14日 8:17
だから私はラノベが読めないのだな~~と思いました(o・ω・o) 多角的に光を当てられて立体的になったキャラクター像は、読んでいる人だけが共有できる特権みたいに感じますo(*⌒―⌒*)o そういうの、好きです~~( *´艸`)
みりあむさん、コメント&リンクの許可、ありがとうございます! 私はラノベってきちんと読んだことなくて、ラノベ原作のアニメを見て「こういうものなんだな」と理解している程度なのですが、ほとんどのキャラは類型的で、設定で魅せているのだと感じています。 (例外として、「とらドラ」という作品はキャラの掘り下げがあってよかったです) ラノベを否定する気はないのですが、やっぱり小説って人間を書くものだよな、と改めて思いました。そして私はそういうものを書きたいし、読みたいんだと。 児童向けを書いていてつらかったのは、字数の関係でキャラの掘り下げができないことでした。 設定としては考えてあるのに、書けない。 でも直接書けなくとも、それを念頭に置いて書くことには意味があるのかもしれません。 考えるきっかけを与えてくださり、ありがとうございました。
七海 まち 2019年4月14日 08:47
2019年4月13日 17:40
私が気をつけている事は、個性を振る事です。明るい子はより明るく、暗い子はより暗く、実際にはそんなヤツいねぇよとなるかもしれませんが、物語の上では動かしやすいし、読んだ時にわかり易いと思います。 特にキャラクターが個性的だとよく言われるので、参考までにコメントしてみました。 たぶんその上で説得力を持たせるときに、七海様の書かれた事柄が重要になってくるのではないでしょうかね?
確かに、ジャンルによってキャラクターの作り方が変わってくるのかもしれません。 児童向けやラノベなどでは、一言で言い表せるようなキャラクターのほうが動かしやすいし、わかりやすいと思います。アニメや漫画のキャラも、ある程度パターン化されていますし。 私がここに書いたのは、その「個性」を支える要素の一部なのかなと思います。 「感動を与えるのはストーリーではなく人物だ」という言葉がありまして。キャラクターにきちんと生きてきたという生身の人間の匂いがあること、悩み、葛藤する姿が描かれていることが、面白い作品の絶対条件なんじゃないかなと考えています。
七海 まち 2019年4月13日 18:18
2019年4月6日 19:50
【番外】アイディアが降りてくるとき・そ…へのコメント
空を見ながら文章を思い浮かべたり、すべての情報が役に立つと私は信じてます。
本当にそう思います。見るものすべてを小説に結びつけるくらいの意識で生活したいものです。
七海 まち 2019年4月6日 20:47
2019年4月6日 14:03
最後の文を読んだ瞬間、なぜか、松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」を彷彿させました。まったくその通りですね!
コメントありがとうございます! 譜田様のつけてくださるハートに、毎日励まされております。 ああ、ほんとですね! 「やさしさに包まれたなら」は、松任谷由実の曲の中で一番好きな歌です。歌詞が深いですよね。 まさしく、「目にうつる全てのことはメッセージ」なんですよ!
七海 まち 2019年4月6日 14:14
2019年4月5日 19:53
私は通勤ですね。片道最低一時間半。往復で三時間。寝てる事が多いですが、起きてるときはずっと小説のことを考えてます(笑 インプット中って言うのもありませんか? 調べ事している時に見つけた別の事で話が浮かんだり。
片道一時間半とは、大変ですね!お仕事、お疲れ様です。 私も車通勤のときは音楽を聴くぐらいしかできませんでしたが、電車通勤で座れるようになってからは、読書がはかどったことを覚えています。移動時間って一見無駄なようだけど、意外と貴重な時間ですよね。小説のことは、なぜか待ち時間しか考えてなかったなぁ。 インプット中もありますね!大抵、そのとき書いてる作品とは関係のない小説のアイディアが浮かびます。そういうのってメモしておかないと忘れちゃうんですよね。メモしておいても、後日見たときに理解できないことも多々ありますが。。
七海 まち 2019年4月5日 20:27
2019年3月12日 22:56
児童文学、そして純文学を主に書かれているそうで、私とは畑違いの視点からの意見に感心しきりでした。 特に印象に残ったのは、意図的に読みにくい文章を配置する点です。 私は元々ライトノベルやミステリ小説をきっかけに読書を始めた人間ですので、文章の読みやすさ、分かりやすさは絶対のものだと考えておりました。 しかし上記の感想欄でも議論されているように、読みにくいことによって生まれるリズムと言うものもあるのかもしれませんね。今後の創作の参考にさせていただきます。
茅田真尋様 コメントありがとうございます! 「読みにくさ」はあえて入れる必要はないと思いますが、読者の注意を惹きたい箇所に用いると効果的なのかな、と自分では考えています。 とはいえ、昨今の読者に受け入れられるには、やはり「読みやすさ」が大前提になるのかなあ、とも思います。 純文学→児童向けという方向転換(?)を経て、現在は一般向けのラノベに取り組んでいるのですが、自分らしさを損なわないようにしつつ、この「読みやすさ」を意識して書いていこうと思っています。
七海 まち 2019年3月13日 19:15
2019年2月26日 23:17
今回も勉強になりました。 特に言い回しは、内緒で早速ごっそりといただこうと思っております(笑) 上手い人、カクヨムでもストレスのかけない文章を作れる方の文って、このセリフの使い回しも上手ですよね。 このページはとっておいて、何度も見返したいと思いました。
お役に立ったようでよかったです! この「会話文について」は、ほんとに自分のためにまとめたものなんです。 これを書いた後、クーンツが否定しているような、「眉根を寄せた」「口元に笑みを浮かべた」「目を細めた」(わたしが多用するセリフの後の表現)のような、登場人物の表情や仕草についての使い勝手のいい表現がまとめられている本とかないかなあ、と探してみたのですが、見つけられませんでした。 このエピソードでまとめた表現よりも、やはりそっちのほうが「目に見える描写」になっていて、「話者の明示」だけでなく、より効果を持たせられるんじゃないかと思いまして……。映像として思い浮かべやすいというか。 これも、実例を見て研究するしかないかもしれません。
七海 まち 2019年2月27日 14:04
2019年2月26日 23:09
今回もとても大事な肝の部分ですね。 「そんなこととっくに知っている」とおっしゃる人がいたとしても、やはり大事な部分ですから、外すわけにはいきませんよね。 なるほど、と読ませてもらいました。 自分も大まかな部分は決めない派「プロット作らない派」です。 しかし、一回だけ、10万字に挑戦したときに、やはりうまくいかなくなって、初めて作ってみました。 しかし、それ以外はやはり作らないですね、作った方がいいのかもしれませんが、試行錯誤中です。
わたしも何も決めずに書き出した方が作品の世界が広がるというか、書く前は考えてもいなかったようなことをさらっと思いついたりするので、プロットは作らないほうがいいと思ったりしています。 ただやっぱり、長いものを書く場合は、途中で必要なエピソードを整理しないと、迷子になってしまいがちです。 実は最近、プロットというか箱書きを作って執筆をしてみたのですが、面白いほどにすらすらと書ける一方、出来上がったものがちっとも面白くないという体験をしたばかりで……。 小説としての「面白さ」を追求するのであれば、やはりプロットは枷になるのかもしれません。
七海 まち 2019年2月27日 13:57
2019年2月26日 23:03
リズム、納得です。 プロの方って、長い文章でもいくら読んでも疲れないんですよね、不思議と。一つはリズムがあるんだと思います。ぜひこの技を身に付けたいです。 また、おれ&高瀬さんの話は是非この先も読みたいと思いました。 もし描いていただけるなら是非読ませていただきたいと思います。 宜しくお願いします。
おれと高瀬さんの話は、投稿した後ずっと後悔してる部分だったりします。読み返すと本当に下手くそなので……。 でも先を読みたいと言ってくださって、本当にうれしいです。 機会があれば、ぜひ続きを書いてみようと思います!
七海 まち 2019年2月27日 13:53
2019年2月23日 6:37
思わず、なるほど、と思いました。 世界を変えてはいけない、その通りですよね。 誰かがこんな事を言ってました。 「期待を裏切らないで、予想を裏切る」 世界は変えず、趣向を凝らす、ということと似ている気がしました。
期待を裏切らずに予想を裏切る。 まさしくその通りですね。面白い作品というのは、すべてその要素を備えていると思います。 世界は割と簡単に体得できますが、趣向のほうが難しいんですよね。 そこはやっぱり、個々の人生経験がものを言うのかなあ、と思います。
七海 まち 2019年2月23日 10:08
2019年2月15日 0:00
とても興味深く読ませていただきました。 テーマについては面白かったです。 自分はどちらかというと、伝えたい想いがあって、話を書こうと思うので、 それが自然とテーマになっているのではないか、と信じています。 ただ、作者が感じたものこそがテーマ、というのは賛成です。 伝えたいものもあるけれど、感じてもらうものも様々。 確かに、と思いました。
木沢 俊二様 初めまして、コメントありがとうございます! テーマは、作者が読者に伝えたい想い。その通りだと思います。 難しいことを考える必要はないんですよね。 日々生きている中で感じたこと、学んだこと、それを小説という形で表現する、それだけのこと。 作品に大きさ、重みを与え、読者の心の奥深くまで入り込む力を与える。それがテーマなのでしょう。 つたない創作論ですが、少しでも何か感じていただけるものがあれば、うれしいです。
七海 まち 2019年2月15日 09:00
2019年1月7日 10:48
書かれていない方法として…… ○縦書き、横書きを変えて印刷 ⇒これがけっこう有効だと思います。 カクヨムに投稿するなら横書きで書きますし、紙の賞や同人誌に書くなら縦書きで書きますが、あえて推敲するときは縦書き横書きを変えて印刷しています。 そうすると、当社比1.5倍くらい誤字脱字が見つかる気がします……たぶん。 ○文章音読ソフト ⇒これ、重要。 僕はジャストシステムの詠太ってソフトを使っていますが、他のソフトでもいいと思います。 とにかく、自分の文章を音にして聞いてみると、意外なほど『変な表現』に気づかされます。 自分で音読せよという指南書もありますが、個人的には音読ソフトの方が有効だと思っています。 ○文章校正を第三者に頼む ⇒これが究極かなぁと思います。 ちゃんとお金を払って専門家に依頼した方がいいですね。 知り合いに無料でお願いすると、むしろトラブルになって嫌な気分を味わうことが多いです。
縦書き、横書きは、確かにそうですね!普段横書きで書いているので、縦書きにすると、画面上でも面白いほど変なところがたくさん見つかる気がします。 文章音読ソフト!なるほど、盲点でした。確かに、推敲に使えますね。早速使ってみようと思います。 専門家に校正をお願いするなんて、考えたこともありませんでした……。なんだか読んでもらうのが恥ずかしいし、申し訳ない気がします。でも、そんな気持ちじゃだめってことですよね。 友人に読んでもらうよう頼むときは、内容に矛盾がないか、不自然な箇所がないか、だけを教えてもらうようにお願いしています。でも、仕事で忙しい子なのでそう何度も頼めないし、難しいところです。結局細かい部分は、自分頼りになってしまっています。 音読ソフトを使って、子どもに聞いてもらおうかなぁ……とか、画策中です。
七海 まち 2019年1月7日 11:10
2019年1月6日 21:00
まさに星の数ほど漫画はありますからね。日本ならではです。 海外では漫画は子供の物という風潮が強いようですが、ストーリーの勉強には漫画が持ってこいでしょう。
漫画は、ストーリー展開だけではなく、表現においても小説を書く際の参考になりますよね。 漫画のようなテンポの作品を書くことも、今年の目標のひとつです。
七海 まち 2019年1月6日 22:10
2019年1月6日 18:13
私も推敲は時間をおきたいタイプですね。と言うか、読めば読むほど直したい箇所が出てきてしまい、トンデモナイ事になります。 時間があればあるほど、色々なアイデアが浮かんできたリ。 まぁ、小説を書くにあたって推敲は絶対についてまわるので、それはそれと割り切って締め切りまでの時間と戦うのみで。
推敲って、きりがないですよね。やめどきを決めるのも難しいです。 私の場合、書き上げてから推敲するまでに数か月空いたもの、時間を置いて改作したものが、選考を通過する率が高いです。というかほぼ全部そうかもしれません。 書き上げた直後って、盲目に近いですよね。書いてる最中も大変ですが、推敲のほうが苦しいかもしれません。
七海 まち 2019年1月6日 19:16
2019年1月4日 17:43
海外の作家の論は鵜呑みにする必要はありませんね。七海様が英文などで執筆するなら別ですが。 私は洋書の直訳は読めません。 『he Said』、まさに『彼は言った』の連続ですから。 日本語の良さはそこにはありません。 「」という手法がある訳ですし、言ったのは明白なのに、なんで言ったともう一度書かなければいけないんだと。 『朱色の研究』に書かれている語彙で何とでもなります。 私は『言った』は殆ど使いません。 会話文が続くのは苦手ですけどね。読解力が足りないせいか、誰の台詞かわからなくなる事があるんですよ。 もし会話文を続けるなら、そこはやはり話し方に癖を出したり、言いまわしに癖を出したりで対処するしかないですね。
えーきち様は、私が今回研究してようやく知ったことを、すでに実践なさってますものね。会話文の処理、とてもお上手だと思います。 私はまだまだ修行が必要なので、がんばります。まずはセリフ自体を洗練させるよう、心がけてみたいと思います。
七海 まち 2019年1月4日 18:04
2019年1月2日 21:10
うわぁ、凄くためになるお話をありがとうございます。 小説を書いている癖に、文章の苦手意識が強くて(汗 何度も読み返して、意識しながら書けるように努めます。
これを「ためになる」と思われるなら、ぜひぜひ以下の2冊を拾い読みされることをオススメします! 「ベストセラー小説の書き方」ディーン・R・クーンツ 「ミステリーの書き方 」アメリカ探偵作家クラブ どちらも文庫本で出ています。全部読む必要はありません。知りたいところだけ読んでみてください。きっとこんな記事より、ずっとずっとお役に立つだろうと思います。
七海 まち 2019年1月2日 21:21
2019年1月1日 18:41
いいですね、理屈で考えるのも。 私もプロットは作らないんですよ。 私は七海様に比べると遅筆なため、書き始めから書き終わりまでの間に、様々なアイデアが浮かんできてしまうんです。 ですから、プロット作った所でその通りにはならない。 七海様と同じザックリです。 ただ、七海様もよく言われていますが、文字数がオーバーするんですよねぇ。 困ったものです(笑 今年もよろしくお願いします。 素敵な作品を心待ちにしております。
えーきち様 純文学はセンス(?)だけでも書けるんですけど、エンタメは構造をしっかり考えて書く必要があるのかなあ、と思います。映画のように。 様々なアイデアが浮かぶなんて、うらやましいです! わたしはうんうん唸りながらなんとか量だけは書くのですが、後で読み返してみるといらないエピソードばかりになってしまうのです。 一万字単位の削除を何回も繰り返したせいか、作品の骨格を損なわない程度に文章を削除する、ということに、M的な快感を感じるようになってきてしまいました。 このへんは「推敲について」で書ければなあ、と思っています。 こちらこそ、よろしくお願いします。 一段落したら、またえーきち様の作品を読ませていただきます!
七海 まち 2019年1月1日 19:57
2019年1月1日 0:43
たぶん、この世界のあらゆる作品の基本的ストーリーは手塚治虫先生の膨大な著書の中のどれかに類似するものがあるであろうと僕は思っています。 そして、手塚治虫先生の作品ですら、それ以前のフィクションの中に元ネタがたくさんあります。 以前どっかでも書きましたが、『異世界転生してお姫様がチート美貌で逆ハーレム状態になる話』の元祖は『竹取物語』です(ただし、現実世界へ転生してきた形ですが)。 同様に『特殊な生まれ方をしたチートで俺つええ勇者』の元祖は『桃太郎』とかでしょう(さらにそれ以前もあるかも) 完全なるオリジナルなんて、まあ、無理だと思います。 仮に『今まで誰も書いたことがない作品』ができあがったとしたら、おそらくそれは『面白くないから誰も書かなかった作品』ではないかなと。
手塚治虫はすごいですよね!「漫画編」で取り上げようと思っていましたが、「ブラック・ジャック」なんて、あの少ないページ数であれだけ濃厚なドラマを描いていて、すごいと思います。 「竹取物語」がチートとは、言われるまで気づきませんでした。確かにその通りですね!ラノベの原型が古典にあったとは。 やはり、使い古された型を使いつつも、「これって新しい」と思わせるようなものを書く努力をしていくしかないのでしょうね。 漫画ですが、「はたらく細胞」なんて、細胞の擬人化ってだけなら斬新でもなんでもないですものね。過去の学習漫画や教育番組なんかで、さんざんやられてきたことです。作者さんが趣向を凝らしたからあそこまで人気作品になり、海外のお医者さんを感銘させるまでに至ったわけで……。 趣向は、自分の知識や経験、センスから生まれるのでしょうね。そのためには、日頃からインプットを続けることが大事なのでしょう。
七海 まち 2019年1月1日 14:32
2019年1月1日 0:28
児童向けというジャンルへのコメント
僕は児童書と児童文庫の違いといわれると『親が買い与えるか』『子どもがお小遣いで買うか』の違いだと思っています。 いいかえると、『保護者が子どもに読ませたい作品』が児童書であり、『子どもが読みたいと思う小説』が児童文庫なのではないかなとか。 なので、難易度は児童文庫の方が上だと思うんですよ。だって、子どものお小遣い(つまり、月1000円程度?)の中からお金を出してもらわないといけないわけで。 高校生なら、1万円くらいは月に使えるかもしれませんが、小学生が自分の意思で使えるお金ってそんなに多くないと思います。 角川つばさ文庫とか、集英社みらい文庫とかで人気の作家さんは本当に凄いなぁと思います。
七草裕也様 コメントありがとうございます! 児童書と児童文庫の違い、確かにそうですね。児童文庫の価格は、子どもがおこづかいで買える金額に設定されている、と聞いたことがあります。 親が子どもに読ませたいものと、子どもが読みたいと思うものって、全然違いますものね……。子どもに「読みたい」と思わせなきゃいけないんですね。 子どもの頃親が買ってきてくれた本は、一応読みましたが、あまり楽しめた記憶がありません。 「イラストがかわいい、日本人が主人公のファンタジーかミステリー」が読みたかったのに、イラストがかわいくても舞台が海外だったり、ファンタジーであってもイラストが古臭かったり……。 子どもって、本を選ぶとき、内容よりもまずイラストで判断しますよね。 だから、児童文庫のイラストって、すごく重要だなあと思います。
七海 まち 2019年1月1日 14:14
2018年12月30日 17:16
こういった紹介的なものも面白いのではないですかね? 七海様のカフカのきっかけが面白い(笑
時間を忘れて読みふけることができる本って、限られてるんですよね。ここ数年は、そういう本に出会えていません。そもそも読む数が少ないせいでしょうが。 あのギャルには、感謝しています。
七海 まち 2018年12月30日 17:28
2018年12月29日 16:11 編集済
なかな興味ある意見でした。 痛みにおいてはレーベルカラーに依存する可能性があるので、各レーベルの本を読み漁らないといけないですね。 以前のつばさ文庫において、最終選考作品のうちの一作に『設定が重すぎる』と講評がつきました。 最終選考までいっているという事は、編集ではOKだった訳です。しかし、弾かれた。 難しい問題ですね。 七海様のようにゲームや少年誌などもたくさん読んだ経験があるのなら、大人向け(と言うより、高校生以上ですかね?)の話を書いてみてはどうでしょう? 今、私もカクヨムで連載していますが、なかなかこれが楽しいです。表現に制限がないので。
児童向けだと、やはりそのへん、厳しく見られるんでしょうか。難しいです。 大人向けは、年が明けてみらい文庫が一段落したら、書いてみようかなあと思います。 今まで純文学しか書いてこなかったので、エンタメを書いてみたいです。エミリー・ブロンテと桐野夏生を足して2で割った風味の。
七海 まち 2018年12月29日 17:42
2018年12月25日 19:26
素敵な試みだと思います。 応援してます。 七海様の遍歴がユニークですね。本当に少年誌(漫画)にシフトしてて(笑 どこまで書いていいものか私も悩みますよ。ただ、レーベルはちょっと過保護すぎやしないかな? とも思います。 極論ですけど、小学生の時にはだしのゲン読みませんでした? あれを書いたらアウトな訳ですよ。 昔話にも、救いどころのない悲しい話がいっぱいありますよね? それもきっとアウトな訳ですよ。 楽しんでほしいという気持ちもあるのですが、少し考えてみて欲しいという気持ちもあります。 難しい問題です。
えーきち様、ありがとうございます。 漫画は、今でも大好きです。日本のコンテンツ界の頂点は、漫画だと思ってます。 今の漫画界は、才能の宝庫です。もはや文学と呼んでいいような作品が、たくさんあります。 物語を作るだけでも大変なことなのに、絵の才能まであるなんて、漫画家ってほんとすごいと思います。 そういえば小学生の頃、戦争漫画は人気がありました。残虐なシーンがあるからです。 子どもは、そういうものから遠ざけられて育ちます。で、敏感に感じ取ってるんですよね。子ども向けのコンテンツを見て、「これは子どもだましだ」って。 私が幽遊白書に惹かれたのは、そこに子どもに対する遠慮とかごまかしが一切なかったからだと、今更ながら気づきました。 子どもは、「嘘でありながらも真実を含んだ世界」を見たいんだと思います。 難しいでしょうが、そんな作品を書きたいです。
七海 まち 2018年12月25日 19:55 編集済
2018年12月24日 19:31
「人が空想できる全ての出来事は、起こりうる現実である」(by ウィリー・ガロン) 所詮、人間なんてそんなものですからねー。 世界を壊すのは中々難しいです。 ファンタジーに出てくる架空の生き物なんて、殆どオリジナルじゃないですし。 けど、考えちゃうんですよねー。 もっと斬新な話&設定はないかなって。 寝ても覚めても、通勤途中も仕事中も(オイッ!)考えてますよ(笑
えーきち様 そうですよね。私も日々、いろいろと夢想しては、自分の想像力のなさに失望しています。 内容では勝負できない……というか自信がなさすぎるので、小説を書くときは、「この文章は私にしか書けないはず!」と自己暗示をかけながら書いています。
七海 まち 2018年12月24日 19:44
2018年12月24日 18:55
その三つの要素のバランスが必要なんですよね。 私は描写力に少々コンプレックスを持ってます。他のカクヨム作家様より、絶対的に読書量が少ないのだと思います。 無駄がない話というのは、私にとっても理想です。 が、実際選考を通る作品にも無駄は山のようにあるんですよねー。 その解釈が下読みさんと私は違うのでしょう。難しい問題です。 私もプロットは作りません。 例えば「九尾~」は「シッポを落とした九尾のキツネの話っておもしろくない?」からスタートしました。 あと、子供ながらの恋愛モノを書きたかったんですよ。 書きながらの勢いでもあれくらいの話は書けるって事ですねー。 何度も戻って書き直しましたが。 必ずしも、描写力が素晴らしい作品が良作ではないと思うので、書き上げた時のバランスがチグハグではなければいいのではないのでしょうか? どこかで読んだ事があります。 読みやすい文章が良作ではないと。 時には難解な文章を挟んで読者を立ち止まらせたり、考えさせたり、また時にはスッと流したり。 文章はリズムだと、よく家族に注意されます。 どうやら私の文章にはリズム感が欠如しているようでして(汗
えーきち様 コメントありがとうございます! 他の方もおっしゃっていますが、えーきち様は、文章力をコンプレックスに思う必要はないと思いますよ。読みやすいですし、きちんと情景も浮かびます。 私も読書量は少ないです。というのも、子供の頃から読書が苦手なのです。じっとしてるのが苦手なタチでして……。 途中で違うことを考えていて、文章を目で追っているだけ、なんてしょっちゅうです。読書は私にとって、苦行です。 賞によって違うのでしょうが、作者の「可能性」に賞を与えるところもありますよね。児童文庫の賞なんかだと、かなりの改稿が前提になっているんじゃないかと思います。物語を構築する力もですが、多分「発想力」とか「センス」とか、そういうところを見ているんじゃないでしょうか。 そうそう、文章とか文体って、リズムだと思います。 私がよくやるのは、「~た(過去形)」と「~る(現在形)」を交互に使うというものです。こうすると、なんかいい動きが生まれる気がするんですよ。 ただ、こういうのこそ、「体で覚える」ものだなあ、と感じています。
七海 まち 2018年12月24日 19:23 編集済
源かしこ
児童向け小説における、非日常と痛みへのコメント
「鬼滅の刃」が流行っているので、残酷描写に関しては緩和されるかもしれない……と希望的観測を持っています。
漫画ではOKで、小説ではNGみたいな線引きがよくわからないのです。
ノベライズは読んでいませんが、原作ありきだから例外かなと。
私の場合、惹かれる要素としては、七海様が挙げられていた「非日常」「痛み」に続いて、「ユーモア」の要素も加えたいです。
ズッコケ三人組は内容はほとんど覚えてませんが(忘れっぽい性格なのでスイマセン)、鳥の卵を見てモーチャンとハカセはヒナが孵るのを想像するけど、ハチベエだけは目玉焼きを想像しているイラストがあって、それだけがなぜか強烈に印象に残っているんです。
そういったユーモアのあるキャラクター性も、作品を引き立てる要素であるかなと思ってます。
子どもって、笑えるものには素直に反応してくれます。
「鬼滅の刃」も残酷さあれど、ユーモアたっぷりありますし。
気が向いたときでいいので、七海様の考え方もぜひとも知りたいところです。
gaction9969
テーマと物語と描写へのコメント
プロットは絶対に作ってはなりませんな! 物語が死んでしまいますから!
久保 良文
『ズッコケ三人組』のことへのコメント
こんにちは。はじめまして。
ズッコケ三人組。懐かしいですね。私もよく読んでいた記憶があります。確かに、本当に作品ごとに違う世界で多様性豊かだったですね。そのどれもがワクワクと読み進めていたような気がします。
学校の図書館に置いてある範囲しか読めてなかったのですが、ハカセがトイレに籠って殺人事件のトリックの謎に挑んでいたのが、妙に印象に残っております。
あれなんだったかな。今度買いに行こうかな。
小説をとおして「人間」や「世界」を書きたい。とても共感しております。私も精進したいです。今後とも頑張ってください。
えーきち
『ズッコケ三人組』のことへのコメント
先生は子供向けだからと言って容赦はいらないって、ポプラのインタビューで言っていましたね。
まさに理想の考え方です。
子供向けだから表現は優しくとか、このキャラは自分勝手すぎるとか、現実を見ろってことですね。
優しい子もいれば、いじめっこだっている。それを書かないで人間なんて書けっこないんですから。
先生は必要とあらば、セックスですら書くとおっしゃってました。
小さくまとまるよりも、思い切りも必要なのかもしれません。
澄田こころ
『ズッコケ三人組』のことへのコメント
「サキヨミ!」発売おめでとうございます。
近所の本屋に山とつんであり、かわいいポップもついていたのを目撃しました。そして、数日後また同じ本屋にいくと「サキヨミ!」の平積みの山が低くなってるじゃないですか。
売れてますよ! こうやって、直接作者さんに報告できるなんて。得難い経験です。
私は、「ズッコケシリーズ」にははまらず、ファンタジーの「クレヨン王国」にどっぷりはまっておりました。
小学生の頃から、オタク気質があったんだなと思います(笑)
澄田こころ
【番外】アイディアが降りてくるときへのコメント
はじめまして。
アイデアが降ってくるときというのは、人それぞれですね。
私は、夕飯の用意をしている時にものすごいアイデアや、いきづまっている展開の打開策になるようなアイデアが決まって降ってきます。
手は包丁で野菜をきっているけど、頭は別の事を考えている。
この手先と頭の乖離が、いいのかなあと思います。
単純作業がいいのかもしれません。
えーきち
公募について・後編へのコメント
なるほど確かにその通りでしょうね。まぁ、私はその辺ができていないのかなと思ったり思わなかったり(どっち?
で、ひとつ付け加えるのなら、毎年の審査員の先生方の選評をよく読むべし。でしょうね。
つばさ文庫の場合、編集部が入賞作を決めるわけではないので。この辺はちょっと面白い話があるのですが、それはまだどこかで。
追記
せっかくなのでここに書いておきます。
編集部の拾い上げには2パターンあると思われます。あくまで私の考察ですけど。
まず、作家が編集部に買われるパターン。
これは最終選考まで到達した作家様におこなわれる拾い上げです。編集部に作家として買われているので、たとえ入賞を逃したとしても拾い上げされる事があります。
七海様は最終選考まで2作品通過しているので、このパターンになります。最終選考2作は、よっぽど作者が買われていないとあり得ないと思うのです。今回、七海様は選考委員の先生方の評価も勝ち取り金賞受賞されたわけですが、仮に入賞を逃したとしても編集部的にはデビューは確定していたと思っています。
ただこれにはひとつ問題がありまして、最終選考へ進んだ作品が入賞を逃した場合、拾い上げがあったとしても選考委員の先生方の手前、その作品でデビューする事は非常に難しいと思います。安芸咲良先生がそうでしたね。最終選考へ進んだ作品とは別の作品でデビューになりました。
なので次のパターン。
作品を買われた場合です。
この場合、最終選考まで行かなくても拾い上げがおこなわれます。むしろ、最終選考へ進ませないかもしれません。
その作品を編集部がどうしても出版したい。しかし最終選考で落選してしまったら出すわけにはいかない。というワケです。これは地図十行路先生のパターンですね。
この年、地図十行路先生は二次まで、安芸咲良先生が最終選考まで進んでいました。で、出版されたのが『世にも奇妙な商品カタログ』です。これが二次通過作品でした。
とは言え、どちらにしろ編集部が認める素晴らしい作品を書いてこそなので、私はまずそこを目指さなければいけないのかなぁ。
なんて事を考えてみました。
えーきち
公募について・前編へのコメント
その通りでしょうね。
私も実際にそう思いますよ。と、負け惜しみを言っておきます(笑
セブンワンダーズはそれなりに渾身の作だったので。
でもフォロワー様に言われたのです。求められているものが違わないか、と。子供たちっていい意味で単純で素直じゃないですか。過度な伏線やギミックなんかなくてもストレートに伝わる物語がいいんじゃないかって。今では私もそう思います。
戸松秋茄子
何のために書くのかへのコメント
ジャンルが書けるって実はすごいことで、わたしもその辺自信がなくて分類不能な話ばかり書いてたんですよね。
とりあえず現代ドラマにしとくかって感じの。
でも、そういう分類不能な話を書く中で少しずつエンタメ的なことがしたくなって、自分に書けることだったり書きたいことを発見してきたんですよね。
自己発見と言えば自己発見で、たぶんエンタメという意識がなかったらかえって自分が何なのかわからなかったと思うんです。
読者という他者を意識すればこそ見えてくるものって多いですよね。
戸松秋茄子
ホラーについてへのコメント
ホラーと純文学はたしかに親和性があると思います。
不条理だったり、含みがあっても許されるとことか。
ホラーには朦朧法という方法論があって、要はあえて全体を見せないことによって得体の知れなさを演出するんですが、これってヘミングウェイが提唱した氷山理論にも通じるんじゃないかなあと。
主人公が「無印」というのも言われてみればそうですね。
因果応報的なオチにしても、主人公自身は罪を忘れていた――というような描き方だと読者にとっても他人事にならない気がします。あるいは「ええっ、そんなことで」というような些細なものだったり。
ホラーって寓意が込めやすいジャンルで、寓話としてまとまってたら理屈なんてどうでもいいんじゃないかと思いますね。
戸松秋茄子
視点についてへのコメント
わたしは告白体とか書簡体が好きでよく使います。
何て言うんでしょうね、小説の本文を小道具として使えるというか、テクストの存在そのものの重みをテーマや物語と結びつけて表現できるのが好きなんです。
単に信頼できない語り手が好きだからというのもあるんですが。
視点を動かすのは好きじゃないのでほとんど使いませんが、絶対のタブーなんてことはないはずで、ダメな理由を踏まえた工夫があるかどうかの問題だと思います。
3人称も意識的に採用しないとまず使わないのですけど、突拍子もない内容
にリアリティを与えるには3人称の客観性が向いてる気はします。
あと、ボケツッコミじゃないシュールな笑いが演出しやすい。
戸松秋茄子
キャラクターについてへのコメント
ジョジョの荒木先生は敵に同情させないような書き方をしてるって言いますね。
でもそれでいて、人間の弱さだったり醜さをうまいこと描いてるので読者にとっても他人事にならず克己的なストーリーとして強度を持ってる……ような気がします。
敵ってテーマを表現する上で重要な存在で、特に長編で、単に嫌な奴ってだけだと何の話かわからなくなってしまうんですよね。
戸松秋茄子
会話文についてへのコメント
エルモア・レナードも「言った」以外使うなって書いてますね。
わたしはそこまで厳密には守ってませんが。
真面目な話、英語圏の作家って日本語みたいに1人称や語尾で変化を出せないので台詞の書き分けが大変でしょうね。それだけに参考になるとは思いますが。
よく聞くのは、そのシーンにおける各キャラの立場をはっきりさせるってことですね。争点を明確にするというか。
戸松秋茄子
文体についてへのコメント
なんというか痒いところに手が届く連載だなあと思いはじめています。
自分がうまいこと言語化できなかったことをとてもわかりやすく書かれてるなあ、と。
今回だと「クレシェンド」が盗みたい表現でした。
自分もよくこういう文章構成を使うんですけどこんなうまく説明はできないです。
戸松秋茄子
世界と趣向へのコメント
「世界」と「趣向」という概念は知りませんでした。
たぶんわたしが「ストーリー」と「プロット」と呼び分けていた概念に近いのでしょうが、「世界」と「趣向」の方が適切な気がしますね(と、盗みたくなる表現が次々と)。
たしかに序盤に予想された「世界」を覆すのってリスキーな手法で、エンタメとしてはやらないのが無難なんでしょうね。
覆したように見えて、よくよく見返すと実は最初からそういう「世界」だったということもままあるんですが、よっぽどうまくやらないと顰蹙を買うイメージです。
戸松秋茄子
テーマと物語と描写へのコメント
団子の比喩にはっとさせられました。テーマが必要な理由にはまったく同意です。
わたしはテーマって表裏両方設定することにしていて(2つだけという意味ではなく)、表の方はおそらく「メッセージ」と呼ばれるものに近いんですが、裏の方は「作者の解釈」という位置付けにしてます。
別にまったく違った読まれ方をしてもいいんですが、話をまとめるには自分なりの解釈が必要なんですよね。
えーきち
何のために書くのかへのコメント
子供向けの物語を紡ぐと言うのは、子供と向き合わなければならないですよね。広義の意味での沢山の子供であり、自分の子供であり、そして子供の頃の自分であり。
七海様はこの先、子供たちを喜ばせる責任を持った訳です。それはきっと、子供の頃の自分が、そして今の自分が喜ぶ事に繋がって行くのではないかなぁと思います。
響ぴあの
役に立った創作指南書へのコメント
なかなかいい指南書ないですね。最近は、児童書や短編シリーズを読んでいます。指南書は本屋にはなかなか置いていないし。しかし、色々ありますね。黒魔女さんよさげ!
本庄 照
病みアンソロ『やみのまにまに』感想&短…へのコメント
桜花一片に願いを、読みました。気になる点があるとおっしゃっていますが、読んでて全く気にならずに悶えてました。素晴らしい作品でした。今これを読んで、素晴らしい作品に詰まった思いと、今後への抱負をビシビシと感じました。これからも作品を楽しみにしています。
また、自分も感想などをつらつら書き溜めていますので、「桜花一片に願いを」への愛を語らせてください。
拙作への感想もありがとうございました。予想を上回るラストと言ってくださって、鼻血が出ています。ぶふぉ。解釈があまりにも素晴らしすぎて(自分が書いた以上の素晴らしい解釈をしてくださって)、本当に感激しております。
自分の画力では表現しきれませんが、スズさんはイケメン設定です(*´▽`*)
ありがとうございました!
@naka-motoo
深い印象を受けた作品~漫画編~へのコメント
挙げられた素晴らしいタイトルの数々を拝見して七海まちさんの感性の源泉を知ることができたようなとても嬉しい感覚でいます。
特に「めぞん一刻」はわたしも青春時代に愛読し、尊敬する高橋留美子さんの感性を知らずの内にわたし自身もなぞっているかもという気がします。
そして七海まちさんの書いてくださったこのエッセイはそういう宝石のような煌めきで溢れていると感じます。
@naka-motoo
深い印象を受けた作品~小説編~へのコメント
太宰治さんの作品はわたしも20歳ぐらいの頃に読みふけりました。青春の大切なアイテムだったと思います。
そしてわたしの上の子はやはりその当時のわたしと同じ年代ぐらいですけれども森見登美彦さんの作品をよく読んでいるようです。
このエッセイを拝読して小説というものが人生と伴走してくれる感覚は時代を超えたものだと嬉しくなりました。
烏川 ハル
推敲についてへのコメント
>小説を書き始めた頃、特に純文学を書いている頃は、一度書いた文章を消すなんて、もってのほかだと思っていました。そのときしか出てこない文章、二度と書けない文章かもしれないのに、それを躊躇なく消すなんて、とんでもないことだ、と。
この文章が、とても心に響きました。おそらく私も、それに近い考え方だったのだろうと。
私が昔、小説投稿サイトを利用し始めた頃(といってもオリジナル小説ではなく二次創作小説の投稿サイトだったのですが)、そのサイトが「一旦投稿したら修正できない」という仕様だったので、今以上に心して推敲をおこなっていました。
推敲という以上は「悪いところを修正する」のはずですが、この『悪い』が絶対評価にならない。何度も推敲していると、その時の感覚や周囲との兼ね合い次第で、結局元の表現に戻ってしまうことがありました。だから初稿、第一稿、第二稿……、最終稿という形で、推敲過程の全ファイルを保存しておくようにしていました。これならば『そのときしか出てこない文章、二度と書けない文章』を、いつでも発掘できますから。
「そういえば最近、そんなことしなくなったな」と今更のように思い出しました。今にして思えば『推敲過程の全ファイルを保存』というのは、学生時代に身についた習慣だったのかもしれません(論文や学会発表などの草稿を教授に提出して、修正するように言われて、その通りにすると、また他の箇所を指摘されて……。繰り返すうちに、元に戻る部分が出てきたり、という経験から、そうした草稿は途中の段階のものを全て保存するようにしていました)。
『一度書いた文章を消すなんて、もってのほか』、この考えの方々の中には、昔の私のように『推敲過程の全ファイルを保存』という推敲の仕方をしておられる方々も結構いるのかもしれない。そんなことを考えてしまいました。
秋雨千尋
ホラーについてへのコメント
主食はミステリ。副菜はホラーの秋雨です。
この二つは時に合わさり、丼ぶりの味わいにもなります。ゾンビや自然災害の「パニック」も合わせて、まあ仲間ですね。
周りから、なぜそんなに怖い話ばかりを好むのだロマンスを見ろと笑われていますが、こちらの記事を読み、スッキリしました!
「恐怖」
その原始的な感情を味わいたい。
触れる事で人間という生き物を知りたい。そういう事だったのですね!
それと、全く憧れない非日常に触れる事で
自分の日常の良さを再確認出来る気もしています。
恐怖で叫ぶ顔と笑顔は似ている。
怖すぎる時に笑ってしまうのは、近い場所にある感情だからなのかと思いました。
いつも笑っている人に裏があるように感じてしまうのも、狂気的なものを本心が感じるからかもしれませんね。
海外のスプラッタホラーの一部については
嫌な奴、バカップル、やってはいけない事をやる奴がジェノサイドされるので、ポップコーン片手に笑いながら見るストレス発散コメディなのではないかと思ったり。
自分がやりたい事を作中の悪役が代わりにやってくれるみたいな。
貞子さんが大人気なのも「あー見ちゃったー!やっちゃってください姉さん!」みたいな、決まりをキッチリ守るヒロインの姿に、ある種の爽快感が生まれるといいますか。
ホラーには明確な発動ルールが必須ですから。
「吉備津の釜」は本当に怖いですよね!
助かったとホッとした瞬間に最大の恐怖が訪れる。怪談の中の怪談だと感じます。
「リング」はまさに、非日常が日常に手を伸ばしてくる典型のようで、本当に怖いですね。
一作目公開時に映画館に観に行った母が、悲鳴をあげたと言っていました。
個人的には、主人公に非がある方が好みです。悪い事をしては何故いけないのか?の説明になる気がして。
すみませんホラーについて書いて頂けて喜びすぎました。
ミステリーもいかがですか?
素敵な考察の数々をありがとうございます!
秋雨千尋
児童向け小説における、非日常と痛みへのコメント
「冒険に出なくとも、魔法が使えなくとも、非日常は書ける」目からウロコです!
知らない世界をのぞく事、身近にありそうで無い出来事にワクワクする事、主人公たちに共感し、その成長を見届ける事。
非日常の楽しみ方は様々なのですね。
秋雨千尋
キャラクターについてへのコメント
面白かったです!
以前「主人公のキャラが弱い」と言われた事があり、しばらく一人で悩みましたが、こういう事だったのだと合点がいきました。
美点に欠点。バックストーリー。
そしてキャラクターにとっての「痛み」は何か。ハートに突き刺さりました。
とある錬金術師さんの、腕は確かだけど背が低いのが悩みで指摘されるとキレる的なギャップですね。そして背が低い理由にバックストーリーも絡んでくるという。
完全愉快犯な救いようの無い悪役を書いた事があるので、以後気をつけます。
烏川 ハル
文体についてへのコメント
昔自分が好きな小説家の文章に五音・七音での区切り(句読点によるはっきりした区切りではなく「てにをは」による潜在的な区切り)が多いことに気づいて「これが読みやすさの秘密かな? 将来自分が小説を書くときは真似しよう!」などと考えたものでしたが……。
いざ書こうとしてみると、難しいものですね。キャッチコピー程度の短いものならば、結構簡単に五音・七音で区切れるのですが。
リズムという話で、ふとそれを思い出しました。
烏川 ハル
世界と趣向へのコメント
>「これ、どっかで見たような気がする」「もう似たような作品があるような気がする」……書いても書いても、そんな「呪いの言葉」が頭から離れなかった時期があります。
この言葉に、強く感銘を受けました。
私はカクヨムに来る前、別の投稿サイトを利用していたのですが、当時は独自色にこだわって「今書いている作品は、本当に自分が書いても構わない作品なのか? 誰でも書ける作品なのではないか?」と常に自問自答していたからです(だから「ウイルスを扱った小説」ばかりいくつも書いていました。それ以外は「これは昔の自分が考えたものだから」とか「これは自分の趣味が強く反映されているから」とか、言い訳を探しながら書いていました)。
それがカクヨムに来てからは、そんな呪縛が消えて、思いついたものがどんどん作品になってくれるようになりました(駄作量産という意味では問題かもしれませんが)。
今まで、この呪縛が消えた理由を考えたこともなかったのですが……。以前のサイトではほとんど書くだけだった、一方、カクヨムでは他の方々の作品をなるべく読もうとしている。おそらく、この違いのおかげなのだと思います。エッセイで書かれていた「それは当たり前だ」、そう私も思えたのですね。
烏川 ハル
テーマと物語と描写へのコメント
これを読んで「テーマって何だろう?」と改めて考えてしまいました。
途中までは「WEBで素人が素人なのに小説を書く場合には、伝えたい『テーマ』が心の中に明確に存在しているからこそ書き始めるのではないか。テーマの有無について悩むのは、公募畑からの書き手(ある意味では素人ではなくプロの卵)だからこそ、ではないか」と思っていました。でもテーマの項目を最後まで読んだたら「ああ、小説のテーマって、そんなに単純なものではないのかもしれない」と、少し自分の浅慮を恥じるような気持ちにもなりました。
今回一番興味深いと感じたのは『物語』の項目です。私はプロットは基本的にプロットとしてまとめており、短編ならば頭の中だけに留めて直接小説を書き始める場合もありますが、どちらにせよ起承転結だけは常に意識しているつもりでした。小説ではなくエッセイでも起承転結を意識することが多いのですが、だからこそ逆に私の場合、小説でも小説的な起承転結ではなく論文的な起承転結になっていたかもしれない、とハッとしました。
ここで示された『D映画の物語の王道』、こういうのを考えるべきだったのですね! この『D映画の物語の王道』に何らかのテーマを乗せて、自分も一つ書いてみたい、とも思いました。
烏川 ハル
ホラーについてへのコメント
私は「自分が本当に怖いホラーを書けないのは文章力の乏しさゆえ」と思っているので『ホラーって純文学に近いものなんじゃないか』という言葉には考えさせられました。
また「理不尽だからこそ怖い」というのも常々思っていたことですが、私の場合は、そこまででした。そこからさらに「簡単に感情移入できるからこそ魅力に繋がる」と分析されているのを見て「さすが!」「なるほど!」と、勉強になりました。
「得体のしれないものだから怖い」というのも前々から思っていたことだったので、とても共感できました。でもこれ、いざ書こうとすると難しいのですよね。ファンタジーなどで「王道」の安心感と「テンプレ」の見飽きた感が紙一重であるように、ホラーでも「得体の知れない」の恐怖感と「投げっぱなしで説明不足」の残念感は紙一重な気がします(そこは作者の筆力次第なので、そういう意味でも純文学かもしれない、とも感じました)。
秋雨千尋
会話文についてへのコメント
すごいです!永久保存版として手元に置かせて頂きたい。
複数の人間が場にいるシーンの、誰が喋っているのか表現するテクニックの数々、感動しました。
「アクション描写とともに明示」
これはキャラクター性も合わせて表現出来て、脳内イメージが湧きやすいとメリットが大きいですね。
誰が喋っていても良いという書き方があるのにも驚きました。
この研究はかなり時間と体力が必要だったと思います。お疲れ様です。そして研究成果を教えてくださり、ありがとうございます!
秋雨千尋
構成についてへのコメント
着地点を決める!
抱えていた疑問がすっきりしました。
プロットを細かく作っても、いざ書き出すとキャラクター達が勝手に動き出して全然違う流れになってしまい、困っていました。
君何してるの、誰が辻褄を合わせると思ってるの、みたいな。
それにより完結しなくなっている物もあります。
着地点が無いから迷っていたのですね。
謎・動機・困難さを心掛けて
カタルシスを感じて頂ける作品作りをしていきたいと思います。
秋雨千尋
文体についてへのコメント
一人称と三人称は全く別の物と捉えていましたので、目からウロコです。
つい作者視点になってしまうのを直して、主人公が何に関心を持つのかよく考えるようにします。
作中の高瀬詩織さんと主人公のやりとりが
軽快で楽しいのに加えて、あらゆる情報がすんなり入ってくるのが心地良かったです。
地の文で面白い事をやっているのも同時に印象に残りました。
魔法陣の描かれた布をちゃぶ台に乗せたり。
霊魂を抽出するのに何故クルミが必要なのか、気になってワクワクしました。
えーきち
ホラーについてへのコメント
一つおススメしておきます。
もう16年前の映画ですが『箪笥』というゴシックホラーの映画があります。
見ていないのでしたら是非。
ホラーは大好物です。
ただ、本は読んだ事がないのですよねぇ。
詩一
文体についてへのコメント
勉強になりました。
文章と音楽は似ていると思っていましたが、構成じゃなくて文体の方なんですね。
他にもいろいろ気になるところがありました。
行動で見せるってのは自分も苦手です。例題は鮮やかでした。パッとこういうのを書けるようになりたいです。
帆多 丁
会話文についてへのコメント
為になる記事をありがとうございました。
手前味噌ですが、僕はキャラクターによって一人称、二人称と、相手への呼びかけ方を固定するようにしています。
少なくとも、主役二人についてはこの条件づけである程度見分けがつく(といいなあ)と思っています。
みりあむ
キャラクターについてへのコメント
だから私はラノベが読めないのだな~~と思いました(o・ω・o)
多角的に光を当てられて立体的になったキャラクター像は、読んでいる人だけが共有できる特権みたいに感じますo(*⌒―⌒*)o
そういうの、好きです~~( *´艸`)
えーきち
キャラクターについてへのコメント
私が気をつけている事は、個性を振る事です。明るい子はより明るく、暗い子はより暗く、実際にはそんなヤツいねぇよとなるかもしれませんが、物語の上では動かしやすいし、読んだ時にわかり易いと思います。
特にキャラクターが個性的だとよく言われるので、参考までにコメントしてみました。
たぶんその上で説得力を持たせるときに、七海様の書かれた事柄が重要になってくるのではないでしょうかね?
えーきち
【番外】アイディアが降りてくるとき・そ…へのコメント
空を見ながら文章を思い浮かべたり、すべての情報が役に立つと私は信じてます。
譜田 明人
【番外】アイディアが降りてくるとき・そ…へのコメント
最後の文を読んだ瞬間、なぜか、松任谷由実の「やさしさに包まれたなら」を彷彿させました。まったくその通りですね!
えーきち
【番外】アイディアが降りてくるときへのコメント
私は通勤ですね。片道最低一時間半。往復で三時間。寝てる事が多いですが、起きてるときはずっと小説のことを考えてます(笑
インプット中って言うのもありませんか? 調べ事している時に見つけた別の事で話が浮かんだり。
茅田真尋
テーマと物語と描写へのコメント
児童文学、そして純文学を主に書かれているそうで、私とは畑違いの視点からの意見に感心しきりでした。
特に印象に残ったのは、意図的に読みにくい文章を配置する点です。
私は元々ライトノベルやミステリ小説をきっかけに読書を始めた人間ですので、文章の読みやすさ、分かりやすさは絶対のものだと考えておりました。
しかし上記の感想欄でも議論されているように、読みにくいことによって生まれるリズムと言うものもあるのかもしれませんね。今後の創作の参考にさせていただきます。
木沢 俊二
会話文についてへのコメント
今回も勉強になりました。
特に言い回しは、内緒で早速ごっそりといただこうと思っております(笑)
上手い人、カクヨムでもストレスのかけない文章を作れる方の文って、このセリフの使い回しも上手ですよね。
このページはとっておいて、何度も見返したいと思いました。
木沢 俊二
構成についてへのコメント
今回もとても大事な肝の部分ですね。
「そんなこととっくに知っている」とおっしゃる人がいたとしても、やはり大事な部分ですから、外すわけにはいきませんよね。
なるほど、と読ませてもらいました。
自分も大まかな部分は決めない派「プロット作らない派」です。
しかし、一回だけ、10万字に挑戦したときに、やはりうまくいかなくなって、初めて作ってみました。
しかし、それ以外はやはり作らないですね、作った方がいいのかもしれませんが、試行錯誤中です。
木沢 俊二
文体についてへのコメント
リズム、納得です。
プロの方って、長い文章でもいくら読んでも疲れないんですよね、不思議と。一つはリズムがあるんだと思います。ぜひこの技を身に付けたいです。
また、おれ&高瀬さんの話は是非この先も読みたいと思いました。
もし描いていただけるなら是非読ませていただきたいと思います。
宜しくお願いします。
木沢 俊二
世界と趣向へのコメント
思わず、なるほど、と思いました。
世界を変えてはいけない、その通りですよね。
誰かがこんな事を言ってました。
「期待を裏切らないで、予想を裏切る」
世界は変えず、趣向を凝らす、ということと似ている気がしました。
木沢 俊二
テーマと物語と描写へのコメント
とても興味深く読ませていただきました。
テーマについては面白かったです。
自分はどちらかというと、伝えたい想いがあって、話を書こうと思うので、
それが自然とテーマになっているのではないか、と信じています。
ただ、作者が感じたものこそがテーマ、というのは賛成です。
伝えたいものもあるけれど、感じてもらうものも様々。
確かに、と思いました。
七草裕也
推敲についてへのコメント
書かれていない方法として……
○縦書き、横書きを変えて印刷
⇒これがけっこう有効だと思います。
カクヨムに投稿するなら横書きで書きますし、紙の賞や同人誌に書くなら縦書きで書きますが、あえて推敲するときは縦書き横書きを変えて印刷しています。
そうすると、当社比1.5倍くらい誤字脱字が見つかる気がします……たぶん。
○文章音読ソフト
⇒これ、重要。
僕はジャストシステムの詠太ってソフトを使っていますが、他のソフトでもいいと思います。
とにかく、自分の文章を音にして聞いてみると、意外なほど『変な表現』に気づかされます。
自分で音読せよという指南書もありますが、個人的には音読ソフトの方が有効だと思っています。
○文章校正を第三者に頼む
⇒これが究極かなぁと思います。
ちゃんとお金を払って専門家に依頼した方がいいですね。
知り合いに無料でお願いすると、むしろトラブルになって嫌な気分を味わうことが多いです。
えーきち
深い印象を受けた作品~漫画編~へのコメント
まさに星の数ほど漫画はありますからね。日本ならではです。
海外では漫画は子供の物という風潮が強いようですが、ストーリーの勉強には漫画が持ってこいでしょう。
えーきち
推敲についてへのコメント
私も推敲は時間をおきたいタイプですね。と言うか、読めば読むほど直したい箇所が出てきてしまい、トンデモナイ事になります。
時間があればあるほど、色々なアイデアが浮かんできたリ。
まぁ、小説を書くにあたって推敲は絶対についてまわるので、それはそれと割り切って締め切りまでの時間と戦うのみで。
えーきち
会話文についてへのコメント
海外の作家の論は鵜呑みにする必要はありませんね。七海様が英文などで執筆するなら別ですが。
私は洋書の直訳は読めません。
『he Said』、まさに『彼は言った』の連続ですから。
日本語の良さはそこにはありません。
「」という手法がある訳ですし、言ったのは明白なのに、なんで言ったともう一度書かなければいけないんだと。
『朱色の研究』に書かれている語彙で何とでもなります。
私は『言った』は殆ど使いません。
会話文が続くのは苦手ですけどね。読解力が足りないせいか、誰の台詞かわからなくなる事があるんですよ。
もし会話文を続けるなら、そこはやはり話し方に癖を出したり、言いまわしに癖を出したりで対処するしかないですね。
えーきち
文体についてへのコメント
うわぁ、凄くためになるお話をありがとうございます。
小説を書いている癖に、文章の苦手意識が強くて(汗
何度も読み返して、意識しながら書けるように努めます。
えーきち
構成についてへのコメント
いいですね、理屈で考えるのも。
私もプロットは作らないんですよ。
私は七海様に比べると遅筆なため、書き始めから書き終わりまでの間に、様々なアイデアが浮かんできてしまうんです。
ですから、プロット作った所でその通りにはならない。
七海様と同じザックリです。
ただ、七海様もよく言われていますが、文字数がオーバーするんですよねぇ。
困ったものです(笑
今年もよろしくお願いします。
素敵な作品を心待ちにしております。
七草裕也
世界と趣向へのコメント
たぶん、この世界のあらゆる作品の基本的ストーリーは手塚治虫先生の膨大な著書の中のどれかに類似するものがあるであろうと僕は思っています。
そして、手塚治虫先生の作品ですら、それ以前のフィクションの中に元ネタがたくさんあります。
以前どっかでも書きましたが、『異世界転生してお姫様がチート美貌で逆ハーレム状態になる話』の元祖は『竹取物語』です(ただし、現実世界へ転生してきた形ですが)。
同様に『特殊な生まれ方をしたチートで俺つええ勇者』の元祖は『桃太郎』とかでしょう(さらにそれ以前もあるかも)
完全なるオリジナルなんて、まあ、無理だと思います。
仮に『今まで誰も書いたことがない作品』ができあがったとしたら、おそらくそれは『面白くないから誰も書かなかった作品』ではないかなと。
七草裕也
児童向けというジャンルへのコメント
僕は児童書と児童文庫の違いといわれると『親が買い与えるか』『子どもがお小遣いで買うか』の違いだと思っています。
いいかえると、『保護者が子どもに読ませたい作品』が児童書であり、『子どもが読みたいと思う小説』が児童文庫なのではないかなとか。
なので、難易度は児童文庫の方が上だと思うんですよ。だって、子どものお小遣い(つまり、月1000円程度?)の中からお金を出してもらわないといけないわけで。
高校生なら、1万円くらいは月に使えるかもしれませんが、小学生が自分の意思で使えるお金ってそんなに多くないと思います。
角川つばさ文庫とか、集英社みらい文庫とかで人気の作家さんは本当に凄いなぁと思います。
えーきち
深い印象を受けた作品~小説編~へのコメント
こういった紹介的なものも面白いのではないですかね? 七海様のカフカのきっかけが面白い(笑
えーきち
児童向け小説における、非日常と痛みへのコメント
なかな興味ある意見でした。
痛みにおいてはレーベルカラーに依存する可能性があるので、各レーベルの本を読み漁らないといけないですね。
以前のつばさ文庫において、最終選考作品のうちの一作に『設定が重すぎる』と講評がつきました。
最終選考までいっているという事は、編集ではOKだった訳です。しかし、弾かれた。
難しい問題ですね。
七海様のようにゲームや少年誌などもたくさん読んだ経験があるのなら、大人向け(と言うより、高校生以上ですかね?)の話を書いてみてはどうでしょう?
今、私もカクヨムで連載していますが、なかなかこれが楽しいです。表現に制限がないので。
えーきち
児童向けというジャンルへのコメント
素敵な試みだと思います。
応援してます。
七海様の遍歴がユニークですね。本当に少年誌(漫画)にシフトしてて(笑
どこまで書いていいものか私も悩みますよ。ただ、レーベルはちょっと過保護すぎやしないかな? とも思います。
極論ですけど、小学生の時にはだしのゲン読みませんでした? あれを書いたらアウトな訳ですよ。
昔話にも、救いどころのない悲しい話がいっぱいありますよね? それもきっとアウトな訳ですよ。
楽しんでほしいという気持ちもあるのですが、少し考えてみて欲しいという気持ちもあります。
難しい問題です。
えーきち
世界と趣向へのコメント
「人が空想できる全ての出来事は、起こりうる現実である」(by ウィリー・ガロン)
所詮、人間なんてそんなものですからねー。
世界を壊すのは中々難しいです。
ファンタジーに出てくる架空の生き物なんて、殆どオリジナルじゃないですし。
けど、考えちゃうんですよねー。
もっと斬新な話&設定はないかなって。
寝ても覚めても、通勤途中も仕事中も(オイッ!)考えてますよ(笑
えーきち
テーマと物語と描写へのコメント
その三つの要素のバランスが必要なんですよね。
私は描写力に少々コンプレックスを持ってます。他のカクヨム作家様より、絶対的に読書量が少ないのだと思います。
無駄がない話というのは、私にとっても理想です。
が、実際選考を通る作品にも無駄は山のようにあるんですよねー。
その解釈が下読みさんと私は違うのでしょう。難しい問題です。
私もプロットは作りません。
例えば「九尾~」は「シッポを落とした九尾のキツネの話っておもしろくない?」からスタートしました。
あと、子供ながらの恋愛モノを書きたかったんですよ。
書きながらの勢いでもあれくらいの話は書けるって事ですねー。
何度も戻って書き直しましたが。
必ずしも、描写力が素晴らしい作品が良作ではないと思うので、書き上げた時のバランスがチグハグではなければいいのではないのでしょうか?
どこかで読んだ事があります。
読みやすい文章が良作ではないと。
時には難解な文章を挟んで読者を立ち止まらせたり、考えさせたり、また時にはスッと流したり。
文章はリズムだと、よく家族に注意されます。
どうやら私の文章にはリズム感が欠如しているようでして(汗