7章の登場人物とあらすじ(ネタバレ有り)


<7章:再会編の登場人物>

『ジン一行』

ジン

17歳 闘気と剣術に加えて、ラグナから与えられた【強化の権能】を身につける。全能力を解放すれば、並みの使徒達よりも強い。武器は双剣を扱うが、武器を闘気に纏わせる技術は使えはするが得意ではないため、強敵と戦うと基本壊す。2年間アカツキで修行をしたものの、時間の問題から修行を完了する前にアカツキを離れている。

外見:身長183センチメートル、筋肉質、【強化の権能】の特性から常に筋トレをしているので胸板厚めでがっしりとしている。髪と瞳は本来黒髪黒目だが、現在変装中のため、茶髪に灰色の目になっている。


ミコト

相変わらず活発な美少女 18歳 実は巫女姫と呼ばれる存在。狐人とのハーフであるため、実は狐っ娘。変装を解くと狐耳が出る。大飯食らいなのは能力のせいではなく、ただの趣味。大量のものを保管できる空間を内包している国宝の『吸封管』をこっそり拝借し、食材を大量に詰めて持ち運んでいる。【領域】の権能を持つカムイ・アカツキの血を濃く受け継いでおり、その派生である【結界】という異能を持つ。ゴウテンという婚約者がいるものの蔑ろに扱っている。周囲の反対を押し切り、ジンの旅についてきた。

外見:158センチメートル、程よい肉付きで胸はCカップぐらいでお尻は若干大きめ。腰まである長い金髪。


ハンゾー

老練の強者 67歳 ミコトのお目付役。小さい頃から彼女の面倒を見てきたので唯一彼女に意見が言える。彼女にサバイバル技術を叩き込んだ。ミコトに「嫌い」と言われると混乱し、泣きそうになる。元々ジンの母親であるアカリの護衛をしていた。アカリの息子であるジンに忠誠を誓っている。ちなみにアカリが駆け落ちする際、彼女の世話係として一緒に国を去った末娘のツクヨを勘当している。『蒼気』の更に上の力である『紅気』を不完全ながら扱う事ができるため、瞬間的には四魔を超える力を発揮する事ができる。刀というアカツキで剣士が主に扱う武器を基本的に使用するが、修行の過程で様々な武具を扱える様に訓練している。

外見:162センチメートル、高齢ながら筋肉質(ただし不要な筋肉は削ぎ落としているので見た目は細い)、短い白髪。


ゴウテン

間章から登場。20歳でミコトの婚約者。彼女のベタ惚れしているため、ミコトと旅をしてきたジンを敵視している。眼鏡をかけており、若干神経質な性格。ハンゾーの弟子の一人で闘気の才があり、闘気の扱いはジンよりも上。アカツキの重鎮の一族の嫡子だが、シオンに付いて行くために責務を全て放り出してきた。ハンゾーと同様に刀を扱う。『蒼気』を扱える。身長はあまり高くなく、最近までミコトに身長が追い付かれるのではないかと不安に思っていた。

外見:四捨五入で159センチメートル。体格は細マッチョ。目が悪く、眼鏡がないと何も見えない。茶色い短髪と同じように茶色い瞳。


『王国騎士団』+α

シオン

17歳。王国騎士団副団長にして、王国7番目の使徒。闇以外の全ての属性の法術が扱える。武器は細剣。国の宰相であるグルード・フィル・ルグレの唯一の娘。ジンの姉のナギとは深い関係がある。ジンが去った後、すぐに王国騎士団に入り、2年間彼を探し続けていた。身体的な特徴も相まって、美少年にも美少女にも見える。ジンと会ってからは女性に見てもらえるよう、髪を伸ばしている。ちなみに彼女を溺愛する父親のせいで、あるジャンルの知識に関してはかなり疎い。コウノトリやキャベツ畑は流石に信じていないが、その行為が何に繋がるかの認識は薄い。

外見:168センチメートル。体格は余分な脂肪は付かない様にしているので、無い訳では無い、というのは本人談。カップ数は怖くて測っていない。絶壁。灰色の瞳で、銀色の髪を後ろで束ねている。


アレキウス・ビルスト

王国の使徒で王国騎士団長。荒々しい性格をしている様に見せて実は冷静に物事を判断する人物。大柄でムキムキ。暑苦しい口髭を生やしている。赤髪。


スコット

シオンとともにアレキウスを支える王国騎士団の副団長。シオンが来るまでは書類作業と現場をどちらも担っていたが、現在はシオンに実務を任せて書類作業に専念している。

テンザ・ビルスト

アレキウスの息子でフォルス・ビルストの兄。荒々しい性格の問題児。


ウィリアム・ハント

法術師団長にして王国の使徒。制服を雑に着こなしている。おちゃらけた性格で女にだらしない様に見えて、本当に好きな相手には奥手。サリカを揶揄うのが好き。イケメンであるため入れ食い状態で、当のサリカからは嫌われていると思っている。法術の扱いでは右に出るものはいない。


『・・・・・』

ナギ・レナウス

ジンの姉と全く同じ外見の女性。過去の記憶がないが、ジンに既視感を抱いている。失われた記憶を求めて、ジンから話を聞きたがる。「お父さん」という存在が行う実験の手伝いをしており、そのせいか倫理観が若干ずれている。たまに記憶に空白が生まれる事があり、その頻度は増えてきている。


エルマー

行方不明になっていたジン達の同級生。行方不明になった直後にナギに出会い、それ以来彼女に使えている。ナギが携わっている研究について、詳しく知らないが、何か危険なものであることには気づいている。ジンに強い恨みを抱いている。


「お父さん」

ナギが慕う謎の研究者。非人道的実験を数多く行い、人工魔人を自らの手で造り出す事を至上の命題にしている。


『その他』

ティータ

リウーネの街でジンがスラムで出会った13歳の売春婦。弟のカルルと精神を壊した母親の面倒を一人で見ている。ジンに助けられ、彼に憧れを抱く。


【レト】

四魔の一体である法魔で、全ての法術を扱い、世界の理にも介入する事が出来る。


【レヴィ】

四魔の内の一体である龍魔で、ジンの育ての親の息子。ノヴァと魂で結ばれており、どちらが優位を取るか戦っている。ジンに敵意を持つと同時に自分の存在を唯一認めてくれる存在である事に気がついている。女神フィリアに愛されたいと強く願っている。


<ストーリー>※ネタバレ注意

アカツキで修行をしたジンは、オリジンに向かう途中で立ち寄った街でシオンに再会し、かつて殺したはずの姉に瓜二つの女性に出会う。彼はシオンとの仲を深めつつも、謎の女性の正体を探り、彼女が姉の複製体であり、姉の記憶を持っている事を知る。その後、四魔の一体である法魔がその複製体の体を使って復活し、彼はもう一度姉を殺す事で法魔を倒す。心が壊れそうになった彼を救ったのはシオンだった。ジンはシオンに今までに彼が経験した事を全て話し、彼にとっての真の敵が女神フィリアである事を伝えるが、シオンはその話を聞いて違和感を感じた。


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