罰せられるのにうってつけの日

 ぼくが存在することで

 世界からなにが欠けているのか

 だれの席を奪っているのか

 気になるところだ

 むかし傷つけたきみ

 元気かい?

 呪い殺してほしかったよ

 できればそのときに

 だれかがぼくに殺意を抱いたなら

 その痛みは尊重されるべきだ

 関係は複写されない

 時だけが知っている

 罰せられるのにうってつけの日を

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る