離れた過去

 過去は変えられない

 それがどれほど残酷なことか

 知らずに済んだ日々は

 幸いだったか

 眼を閉じた安らぎに

 含まれた欺瞞

 許せなくても

 現実は痛すぎて

 ときどき耐えられない

 胸が

 ひたぶるに苦しい

 それは時間の枷なのか

 離れた過去がこころを挫く

 痛みはいつだって現在だ

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