八百万の幻聴
まだ
書くべきものを書いていない
手すさびの戯れ言しか書いていない
自分に訪れる
そのなかの
神聖なものに届くかもしれない
ひっきりなしに神経に障る幻聴
自分の言葉に価値はないが
自分の幻聴には価値があるかもしれない
待つべき言葉を待っている
外から訪れる弱者の絶唱を
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