空疎憎悪
空疎な言葉をきくと
虚しくなる
自分の言葉が
例外であるとは言わない
いずれ劣らぬからっぽさだ
ひどいものだ
それでも
言葉を発するべき人が
言葉を発するべき状況で
なにも伝えないような空疎な言葉ばかりまくしたてる
その虚しさ
なにも伝えないならまだしも
遠まわしに死ねと言っているような
消極的見殺し宣言
殺人的鈍感さ
自分の言葉は棚にあげて
その空疎を憎んでしまう
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