死にそうな時は詩を書くにかぎる
死にそうな時は詩を書くにかぎる
なぜかって?
辞世を毎日書いていれば
死神の蔵書を増やせるからさ
やつらの書棚をパンクさせろ
蝋燭が倒れて火事になる
火は命
焚書は弔い
死神は消防車を運転できない
対岸の火事ならぬ彼岸の火事
黒焦げの残骸の吐き出す煙は
きっと鮮やかな辞世の散文詩
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