夕日の受けた傷
夕日が地平線に墜ちて
取り返しのつかない
こわれもの注意と
雲はあれだけ警告したのに
二日酔いの空は
自分を染める光が気にくわなくて
無造作に夕日を放り投げてしまった
その日以来
夕日は血を流しつづけている
傷口を世界に知らしめている
高慢な
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