小品「神々のいない星で”キャララフ3”」


「そういう訳で、何で私達も混じってるのかよく解りませんが、”神々のいない星で”の登場人物紹介です」


「まあ私達だと中立的紹介になるから、ということですわね?」


「まあちょっと軽く敵対というか、ぶつかっていく相手もいるもので……」


「あと、”外の人”だから、作り手側の設定のことなんかも話せるヨー」


「ま、まあそんな感じでいろいろと……!」







「私の全身像だな。ぶっちゃけコレで町中歩いているのは格好良すぎて大丈夫かと思うが、大丈夫だろうか」


「お前、何か真面目設定のせいか、ビミョーに会社員系のラインあるよな……」


「しかし鎧的な装飾ありますが、これ、意味あるんですか?」


「アーマー類などを召還した際の基準具となる。”形状の相似は影響を与え合う”という共鳴理論だな。ゲームで言うとこの姿がノービスファイターで、しかしこの上に各種装備を展開する、という作りだ」


「俺達は神格は十分だけど半神半人だから、足りない部分は母達から貰った降臨装備や降臨加護で強化する必要があるんだ」


「逆にそれが入ると、装備側から見れば”半”分だけ上乗せがかかることになる。あとはこちらの実力次第だな」


「こちらはメイン、どういう装備になりますの?」


「ビルは武装を召還して攻撃するが、基本は物理系。ただ、剣なんかでも長大なんで、近接武器のつもりでも相手にとっては長射程武器に該当する場合もあるな。

 ただ、ビルの真骨頂は防御系だから」


「アーマーとシールド、ヘルムなどの充実は、強敵を相手にする際に必要だ。

 戦闘長期化に対するためでもあるし、優れた防具はそのまま武器でもあるからな」


「完全にフィジカル系ですのねー……」



「アーマー系あるのは卑怯だよなあ」


「雷堂先輩はそこらへん無いの?」


「北欧神話はバイキングの文化と密接だから、海に沈むアーマー類は危険を覚悟の上の防具と、そういうことになるわ。無論、バイキングが鎧を身につけてなかった、ということじゃないからね? 率先して装備していたようだし」


「こっちの文化だと、まず毛皮をメインとした防寒具が大事だからネー。着込んでモコモコになった時点で防御力ケッコーあるんだヨ。だからまず頭部を護ろうネってことで、バイキングの絵でよく見るような角付きヘルムとか出てくる訳」


「ただ、当時のヘルムは単なる金属で、刃物を通しませんが打撃ダメージは面積分緩和されるだけで大部分グシャアです。自分のヘルムに殴られる新感覚。なので緩和用に革のヘルムを先に被って、その上に身につけたりしてました」


「ああ、たまにロボであるよな。顔面部分にダンパーついてて、これ、ダンパーに攻撃当たったら頭部に通るんじゃ、ってヤツ」


「横からすまないけど、解るわ……。顔面守れても、接続の頸部に大ダメージよね……」


「ですよね……。ダメージ逃す基部機構つけるとか、体幹部分に接続するとか、そういうのやってて欲しいですよね……」


「ハイハイ戻ってきて下さい――」







「どういう方かと思えば、見た目女性なんですね」


「体自体は女性にしてる、というか、そうして貰ったよ。まあコレはいろいろ理由があるから追々だな。個人的には結構気に入ってる。

 なお、肌の色は俺が神々によって粘土から造られたことに由来なので、人種的なものじゃないね」


「――メソポタミアの神話は各地に伝わって影響を与え、旧約聖書もその類に漏れない。ただ、そっちの方では赤土(アダマ)で、造られたのがアダムだ。エンキドウの名は神に由来するから、そうではないルールで名付けられたアダムというのはヘブライ語で記された”以後”の設定なんだろうね」


「しかしコレで90年代の日本を歩くのはケッコー目立ちますね……」


「でも80年代だと実はありかな、とか思ったりするよね……」


「あるある。まあ神界はバランサー仕立てだから住人驚かないんだけど、それはそれでファッション楽しんでも注目されないってことだから、どうにかなんない?」


《注目の基準が難しいですね……》


「というか自分に無茶苦茶自信ある発言ですわねー……」



「ドルアーガの塔だよな……」


「ドルアーガの塔ですよね……」


「え、ええと?」


「あれ横で見てると”どういう事なんだか解らないけど次から次へと正解していく”みたいな面白さあるんだけど、私、下手なんだよネー……」


「初期の抜刀の遅さでタイミングつかめず死ぬ、っての、結構ありますよね」


「あと、マジシャン系の誘導とかな」


「だからそういうのが相性悪いんだヨー」


「一体、何が得意なんです?」


「ファミリージョッキー好きかなア。カワイイよネ。あ、クリア出来るヨ」


「俺の68で”栄冠は君に”やらせると、何処の高校担当しても三年目あたりで甲子園ベスト8に入る」


「うっわ僕どっちも駄目だ! 完全管理系じゃないですか!」


《言っておきますけど68版の”栄冠は君に”は、ちょっと時代早めで渡してますからね……! 98版は7月ですけど、68版は12月なので》


「どんだけ意味のある情報かしら……」







「うわあ、スケスケ……」


「智が言える立場ですの?」


「中東の神官娼婦として考えると、結構おとなしめだと思うわよ?

 基本は制服で、スーツ以外のものを透かしてるデザインね」


「これで90年代の市街を歩くのはちょっと凄いですね……」


「ポリス案件よね……」


「神官娼婦……」


「神官娼婦……」


「こっち見ない! 娼婦はしてませんよ!」


「まあ何か(特定)みたいなことになってるのは解るわ……」


「神官娼婦で新刊勝負、か……」


「…………」


「ホライゾンの判定は控えましょう……。それが情けというものです。ナルゼ様、如何でしたか?」


「それ結構前に使ったタイトルなのよね……」


「おっと、過去に既に通過したパターン! 残念でしたね正純様」


「悔しくないぞ……! ――でも、制服として見た場合、素材以外は結構、新形制服なのだな」


「そうね。基本はどの神話も同じ」


「そうなんですか?」


「ええ。でも、住む地域などを考慮して改造やアタッチメントの追加や削除は為されているの。とはいえインナースーツは大体そのままね。

 今、ガチ合いしてる北欧系なんかは実在顕現してるけど、彼らの現場では防寒具とか追加装備になってる筈よ。私の改造も、その一環ね」



「だとすると、各神話ごとに制服の基本アレンジが存在するんですか?」


「ええ。そちらの制服とは違って、ベースデザインが先にあって、それを改造していくような状態」


「うちの方は、各企業体や国家が”うちはこう!”でやってますものねえ……。特許とかでぶつかったりもありますし」


《こちらは私が平均的かつ大量生産、ということでまずベースを作成していますので。そういう意味では発想が全く違いますね》


「神話がパン・ガイア神話から派生していった派生型と、何もかも出来上がってた人類が世界各地に同時に降りた降臨型の違いだネエ」


「なお、テラフォーム中、各神話の神々は休憩場所としてその星に設定された神界を使ってます。でも当然、住んでいる場所は当初だとその神話のあった地域。私達の場合は北欧で、正直、90年代はかなり鉄火場でした……」


「あー、いろいろありましたねえ……。中東もそうですよね」


「なのでテラフォーム中、うちの地域を拡大するような惑星運動をさせるんですが、このとき、バランサーは神界の内容をその拡大に合わせて変化します。北欧が広がった地球、みたいなのが出来るんですが、これによって変形制服がその星ではメジャーとなりますね」


《ぶっちゃけ、皆、私の造ったものを素直に使わないんですよね……》


「いやいやいや、神道はちょっと立場というか勢力弱いので、そのまま使ってますよ? 新形制服」


「……胸部は特注な方、多いんじゃありませんの?」


「え、ええと……」


「こっち見なくていいです! いいですから……!」

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