松虫姫物語

作者 中沢七百

33

12人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

昔々の物語に始まったかと思えば、舞台は現代よりちょっと先くらいの高校へ。
これはきっと伝承にまつわる「伝奇物語」が繰り広げられるのだろうと思えば、文章も展開もちょっと違う方向へと向かい始める。

多分作者様は、いわゆる正統的な伝奇物語だって書けるし、普通の学園ものだって書けるし、ラブコメだって書けるはず。
それだけのストーリーの構築力と確実な文章力を持っていることが、第一話を読んだだけでハッキリと分かります。
でも作者様が人生初の物語執筆として挑んだのは、徹底的な「ラノベ」スタイル。

だからなのでしょう。
この物語はこれでもかというほどにラノベ要素が満載で、読んでいて堪らなく「ニヤニヤ」してしまい、そしてワクワクしてしまいます。
計算し尽くされた「ラノベ」展開に、堪らなく読書欲がそそられるのです。
ツボにはまりまくる感じが堪らないのです。

あまりにも「いい意味」で期待を裏切られたこの物語を、一人でも多くの方に楽しんで欲しいと願います。

★★★ Excellent!!!

謎に包まれた吉鷹村。そこには伝承の松虫姫の末裔が住む隔離世界。

山神に、結界。

隔離された世界に眠るのは何か?

盗聴器を仕掛けた少女も登場し、何やら歯車が動いている。そう、謎は深まるばかりです。

何も知らず飛び込んだ主人公。

はたしてこれから何が起きる?

さあ、皆さんもご一緒に。民話と伝承の世界につながる、現代のファンタジー世界の扉は開かれました。

とうりゃんせ、とうりゃんせ。