第7話 生きる価値

 データ人間にも人権が認められるようになった世界。

 すべてのデータ人間には生きる価値があるとされた。

 無価値と思われたデータ人間たちは本土を離れた海の岩の上に作られたデータセンターに集められる。

「人間の居住することのできる岩」

 として排他的経済水域の確保に貢献するためである。

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