137-1.強固派の毒(???視点)
*・*・*(???視点)
許せない。
許せるものか。
何故、この俺でなく、あの方が。
そんな簡単に、アーネスト様の弟子に。
あの女とて許してはいないのに。
「……強固派として、許せない!!」
何故だ。
……何故だ。
何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故!?
「……何故だ!?」
行方不明になっていた王女殿下。
城に帰還することなく、王家と密接な繋がりのあるローザリオン公爵家に身を置いている真実も突き止めた。
かつて、国を守って命を落としたアクシア王妃様の生き写しだろうがなんだろうが、関係はない。
今は強固派にとって、最も危険な時期であれ。
「…………陛下方には悪いが、王女殿下のお命頂戴するまで」
そして、アーネスト様の弟子になるのはこの僕だ。
ついでに、だが一番弟子を名乗っているあの女がいる伯爵家も取り潰そう。
その策が披露出来るように、俺は城から去って自分の屋敷に帰ることにした。
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