【キャラクター紹介 その弐】






『シェトラス=ラクトリエ』





 ローザリオン公爵家に仕える中年の料理長。



 立派な口髭を蓄えている、チャロナ曰く『ナイスミドルなおじ様』。



 妻子持ちかは明らかになっていないが、部下のエイマーや、新しく部下になったチャロナを娘のように思っている。



 公爵家に移る以前は、王宮の調理場で修行をしていたためにシュライゼンとは彼が幼い頃から面識があった。



 主食のパン作りすべてが師匠達より学んできたことが正解だと思ってたものの、チャロナを卑下する事なくむしろそこは師のように教えを請う姿勢でいる。


 今のところ作れたのは、白パンタイプのコーンパン。




 そして、王宮にいた事情もありチャロナの本来の身分にも気づいていた。



 チャロナの前世を知る一人。







『エイマー=アークウェイト』




 チャロナが来るまで、シェトラス唯一の部下だった女性料理人(20代と思われてるが、メイミーより少し年上)。



 アイスブルーの切れ長の目が特徴だが、クールビューティな見た目に違わず男っぽい口調でハキハキと話す美人。



 女性にも一部『くん付け』で呼ぶのは、サイラの母親である従姉妹の影響かなんとか。



 シェトラスとは違い、豪族出身のため下積みは別の貴族の屋敷で修行していた。パン作りは主にシェトラスに修正してもらっても、彼女もチャロナの圧倒的な技術にいっとき自分を落胆させたが、持ち前のポジティブ思考で持ち直す。



 これまで部下が出来る事がなかったので、後輩が出来てまだ数日だが楽しいと思っている。

 パンはシェトラス同様にチャロナを師と仰いでるが、他の公爵家自慢の料理だけは伝授してあげている。








『サイラ=アークウェイト』



 コカトリスを含める魔物厩舎の見習い、17歳。



 薄青の刈り上げた髪、黄色の大きい瞳が特徴のエイマーの従姉妹の息子。

 エイマーとは昔一緒に住んでたのと年が割と近いので、姉弟のように育ってきた(呼び名が『エイ姉』)。



 魔物の生態系に興味を持ってたのとエイマーの里帰りの時に聞き……エスメラルダの職業に俄然興味を持って二年ほど前にカイルの面談を受けて採用された。



 予想以上の過酷な仕事と生傷が絶えないが、美味しい食事に満足していた。



 菜園見習いのエピアとは年があまり変わらないので、同僚の中では仲が良い。


 チャロナには、胸がないと失礼な事を言ったが基本的に憎めない男の子。







『シュライゼン=アゲート=セルディアス』




 カイルキアの従兄弟だが、初回では執事に変装してチャロナの前に現れたイケメン(22歳)。



 チャロナと同じ緑色の長めの髪に、琥珀色の瞳が特徴。

 テンションが高く、驚かせたがり屋。語尾に『〜だぞ』をつけるのが癖。



 チョココロネの回でチャロナと接触。手伝いを申し出て、意外にも料理が得意な一面を見せた。



 無論、食べることも大好きで、のちにチャロナに一応の身分を明かした時も説明を待てずに食べ出すほど。



 何故か、出会って間もない彼女に依頼をする程信用している。孤児院に資金提供をしている貴族として、だが。



 真の身分は、4-4.で明らかになっている(そちらをお読みください)。



 それと、仕事はきちんとするがよく自分の住んでるところから脱走しまくり、公爵家にやって来る。趣味が高じて魔法技術が異常に高いが、すべて脱走のために使ってるようなもの。


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