15話まで読ませていただきました。以降ネタバレになりますので気を付けてください。
現実世界にレベルアップやスキル設定を持ち込むところが斬新な設定で面白いと思いました。
なぜモンスターがこの世界にやってきたのか、なぜレベルアップするのかなどの謎が解明される時がとても楽しみです。
それと再最初の主人公の回想シーンで出てきた、禿の橘係長、彼のお気に入りの宮崎さん、がいつ本編に登場するのかとても楽しみです。
橘係長を最強キャラで出して回想シーン同様、彼の理不尽さに振り回されるのか、それとも最弱キャラで登場し、主人公にけちょんけちょんにされるのか、期待がとまりません。
宮崎さんはいい子そうですが、実は自分さえよければいい女で、ピンチになると平気で仲間を裏切る卑劣な奴だったら面白いなと勝手に期待しちゃってます。
また、回想シーンに出てきた他の同僚や上司の登場も期待しています。
今回主人公は学校に逃げたのですが、そこでは鏑木さんの独裁国家のようですね。とてもいい設定だと思いました。その独裁国家を主人公がどう攻略するのかとても楽しみです。
鏑木は心を入れ替え良い人になるのか、それとも死ぬのか、はたまたそのどちらでもないのか、実はこの世界の謎を解明するためのキーパーソンだったり!?勝手に妄想しています(笑)。
あと、ここの学校だけでなく他の学校にも多くの人が逃げ込んでいると思います。その学校同士の抗争、協力なんてのも楽しみです。
時間があるときにまた続きを読まさせていただきたいと思います。
とても面白いと思いました!!!!
この日本でも死刑制度がある以上、死んだ方がいい人とそうでない人がいる。ただし、誰にとって死んだ方がいいかは人それぞれに異なる。
これまではより多くの人にとって死んだ方がいい人を、法によってなんとか定義してきた。
変わってしまった世界では、そのかろうじて回っていた制度がすべて破壊され、各個人が各自勝手に自分の欲望の形を探り、その欲望にとって都合のいい人を生かし、都合の悪い人を殺す。
日本的企業のリーマンという、むしろ制度のために自分を犠牲にすることを強要する世界で生きてきた主人公が、制度がなくなり、自分を解放する世界で何をするのか?何を望むのか?
くそったれの社会に少しでも不満がある人、なんとなく自由になりたい人、この小説を読んで自分でも思考実験をしてみてもいいかもしれない。
ちなみに僕はハマって朝の4時まで読んだ。
個人的には「生きる為に殺す」と言うシンプルな目的が凄く好感を得られる。
大義名分があって世界を救ったり、誰かの為に戦う訳じゃなく、全て自分の考え、自分なりの目的を持って動く主人公と、それを取り巻く様々な出会いが見所かな。
あまり口数が多い方ではない主人公だが、しっかりと内面が伝わってくる。
読み返して分かった事だけど、麻痺して行く心が、しっかりと節々で分かる。
怖くて怯えて逃げた最初から、少しずつ感情の起伏が消えて行き、今では歴戦の戦士の様な思考になって行ってる。
口調もそれに応じて少しずつ変化させてるのかなぁと思った。
主人公の人格が徐々に変わって行くのは賛否両論あると思うけど個人的には世界観も加味して凄く良いと思う。
変わり果てた世界で、変わって行く主人公がここから何を成すのか。
完結が楽しみです。
主人公である橘は27歳のどこにでもいるサラリーマン。
無能な上司にはいびられ、部下の尻拭いに勤しむ係長だった。
そう、あの日までは。
突如現実世界にモンスターが出現し、命がけの戦いの中に身を投じていくこととなる。
彼の目標は生き抜くこと。
いや、くそったれな世界で訳もわからぬまま死んでいくのは御免だと言うこと。
彼は弱気を助ける正義の見方ではない、どこまでも身勝手に、どこまでもストイックに生きることをあきらめない。
日ごろから上司の理不尽さに耐えているおかげか、主人公の冷静さが際立っていて面白い。
彼には、目の前で人が死にそうになっても、冷静沈着に敵の行動パターンを把握する歴戦の戦士の器が備わっている、殺る時は殺る系の主人公、実に好感が持てます。
キャプテンスーパーマーケットのブルースキャンベルの様に、異世界への適応力が抜群でストレスなく読み進めることが出来ます。
皆さんも彼と共に変わってしまった世界を生き抜きましょう!