第44話 魔階島最強決定戦 開幕

『「勇者とは、危険を顧みずに突き進む存在である。

    私も国のため人のため、ダンジョンへと突き進もう。」

                        王国の勇者の語り』


『さーて!!遂にこの日がやってまいりました!!!待ちに待った、魔階島最強の挑戦者を決めるこの大会!!皆さん、やる気は十分ですかーーーーーーー?』


「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」


『準備は万端ですかーーーーーーーーーーー?』


「「「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」」


カッと照りつける太陽の下、魔階島の中央に位置する巨大な会場に集まった挑戦者たちと、そんな彼らの激闘を観に来た観客の声で魔階島が大いに揺れる。


大会参加者は総勢128名。


日々ダンジョンで鍛えたその技と頭脳を駆使して行われる、魔階島で最強の挑戦者を決める戦いが今始まろうとしていた、


『えー、僭越ながらも、今大会の司会進行も私、「魔階島で知らないことは何もない(仮)!」魔階島観光協会記者ことカキコマリ・カキコが務めさせていただきますので、皆さん最後までよろしくお願いします!!』


『拡声石』に乗せて大会に集まった人々に語り掛けるのは、毎度おなじみのカキコマリ・カキコである。元気はつらつとした彼女の声が会場中に響き亘り、参加者たちは興奮で体を震わせ、観客たちは喉を震わせている。その参加者の内の一人、トトマも数多の挑戦者たちに紛れて胸を高鳴らせていた。


「お?何だ、トトマ?今更怖くなったか?」


「え!?ち、違いますよ!?」


そんなトトマのすぐ横で、いつもの調子で立っているのはサングラスの似合う男、ダンである。彼もこの大会の参加者であり、もしかするとトトマの対戦相手になるかもしれない存在であった。だが、トトマはダンを敵としては見ておらず、ただ一緒に大会に出られるという事実をワクワクと胸躍らせていた。


おそらくただダンジョンに挑んでいるだけでは出会うことのない自分よりも強い者たちがここに集い、同じく肩を並べているということだけでトトマは感慨無量なのだ。


そんな今大会、特別枠として予選無しで本選開始となる勇者たちであるが、その中で参加を表明した勇者は九名であった。元々、賞金にも戦いにも興味のなかったブラックは早々に出ないことを表明し、続いてホイップとアルカロも大会には出場しなかった。


そんな三人のことは何となくトトマにも予想できたが、しかし彼の予想に反することが一つ、それは『鋼鉄の勇者』であるアリスの参加であった。確かに、彼女は戦闘向けの能力に秀でてはいるものの、その恥ずかしがり屋な性格からトトマは彼女は参加しないと思っていた。


だが、賞金のためか、はたまた別の理由のためか、あまり好戦的ではないアリスが今大会に参加したことは、トトマにとっては予想外なことでもあった。


「ト、トトマさん!?大丈夫ですか!?た、体調が優れませんか?な、ならすぐ医務室に!!」


「だ、大丈夫!?大丈夫だから、アリスさん!」


そんなアリスは、今まさにトトマの横で例の甲冑に身を包み、ガシャガシャと金属音を立てて慌てふためいている。異彩を放つ黒い色の上に、ずんぐりむっくりとした鎧であるが、しかしこれがアリスの戦闘衣装なのである。美しさとか見た目とかを一切気にすることなく、彼女の「万人力」を十分に発揮できる最強”最硬”の鎧であったが、その姿をダンはトトマの横で残念そうに眺めていた。


「アリスちゃんも、もっと自分の肉体を活かした大胆な装備にすればいいのにな~」


「だ、大胆ですか!?」


「できれば、もっとこう・・・”バイン”と」


「バ、バイン?」


「それでいて・・・”ボイン”と」


「ボ、ボ、ボイン!?」


9割以上ただの下心で助言するダンであったが、案の定アリスはその言葉に恥ずかしがってしまい、それに伴い彼女の鎧の中の温度と湿度が急激に上がる。


「な?トトマもそう思うだろ?」


「え!?」


「アリスちゃんも露出を増やした方がいいと思うよな?」


急に話を振られてドキッとしたトトマであったが、横に立つ大きな黒い鎧を見つめた。そして、彼は隣に立つ黒い鎧の中を純粋に想像する。


「ま、まぁ・・・、何だか熱そうですし、それにアリスさんの顔も見えませんしね・・・」


トトマは明確な答えは言わなかったが、でもその鎧を脱いだ方が色んな意味でアリスのためにはいいとは思った。その一方で彼女を心配するトトマの隣で、ダンはニヤリと悪いことを考え、トトマを使ってアリスを脱がす方へ脱がす方へと誘導しようと画策した。だが無慈悲にも、再び『拡声石』によって声が響く。


(チッ!邪魔が入ったか・・・)


『え~、では、大会開始の前に、今大会の立案者兼スポンサーでありますところの、貿易会社「ジパング」の社長、フォクシー氏にご挨拶賜りたいと思います。それではお願いいたします』


カキコが『拡声石』でそう言うと、壇上に立つ身なりの良い男へとその『拡声石』を手渡す。彼女から手渡された『拡声石』を握ると、フォーは嬉しそうに笑って会場に集まった一同に大きく手を振る。


『いやいやいや、皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます。ご紹介にあずかりました、フォクシーと申します。日頃のダンジョンでの鍛錬の成果、十分に発揮して、栄光を勝ち取ってください!!』


フォーはそう挨拶を済ませると早々と壇上から降りていく。残されたカキコはというと、今大会のルール説明を観客へと行い、それらを事前に知る参加者は大会の準備に備えて一旦会場から控室へと戻る。


「じゃあな、トトマ!試合じゃない時は観に行って応援してやる!」


「わ、私もトトマさんの試合観に行かせていただきます!そ、それではまた!大会、頑張りましょうね!!」


しかし、何やら名残惜しくも残念そうにダンは自分の控室へと消え、アリスはふんすと気合を入れてから控室へと去っていった。


魔階島最強決定戦


これは、ダンジョンに挑む挑戦者たちの中から一番に強い者を決める大会であるが、ルールは簡単、制限時間内に相手を倒す、場外出す、降参させるかで勝負が決まる。勝負は一対一で、武器防具、使用する技や魔法、奇法に関する規定はない。持てるものを全て駆使して勝利を掴み取ることが目的の強者入り乱れる大会となっている。


参加者128名は2つのグループ”太陽”と”月”に分かれ、1日目で32人になり、2日目で8人、3日目で4人、4日目で2人に絞られる。そして、最後の5日目に2つのグループの勝者同士が戦って最強の1人が決まるという日程になっており、初日である今日は2回戦まで行われる。


そんな中、トトマが振り分けられたのはグループ”太陽”であり、その64名の中には彼の良く知る名前が並んでいた。


まずは、ダン。「友愛の勇者」として知られる彼はトトマと同じグループに振り分けられており、つまりトトマが決勝に行くまでには必ずダンと当たってしまうということになる。また、彼は本来「士気向上」により仲間を強化して戦う勇者であり、個人の戦闘力だけで言えば未知数ではある。


次に、シン。「孤高の勇者」として知られる彼は珍しくも人前に顔を出して大会に参加しており、おそらくは賞金目当てではなく、同じく勇者の「鬼面の勇者」ムサシとの対戦願っての参加であると予想される。また、戦闘能力だけで言えば彼は今までずっと一人でダンジョンを攻略していたわけで、おそらくは挑戦者の中でも屈指の強さを誇り、今大会における優勝候補者の一人になること間違いなしである。


そして最後に、トトマの目的であり、目標でもあるロイス。「王国の勇者」として名高い、言わずと知れた若手最強の勇者である。彼は強さだけでなく美しさもあり、美しさだけでなく頭脳もあり、頭脳だけでなく才もあるまさに完璧としか言いようがない。


だが、そんなロイスとの対戦はトトマが望んでいたことではあったが、その対戦の順番に彼は少し頭を悩ませていた。


というのも、もし順調にトトマもロイスも勝ち進んだ場合、明日の第3回戦目では早くもトトマとロイスが剣を交える予定なのである。


「いやー、これも運命なのかね?一番最初に当たる勇者がロイス様とは・・・。大丈夫か、トトマ?」


そんなトトマの心配がつい顔に出ていてしまったのか、大会控室で試合の順番を待つ彼に、彼のパートナーであるオッサンが心配そうに語り掛けてきた。また、今大会においてトトマのパーティに出場者は彼一人しかおらず、他のパートナーたちは皆トトマの応援に専念することとなっていた。


「トトマ様!!頑張ってくださいね!!あ!?でも、無理はしないでくださいね!」


「ありがとう、ミラ」


一方で、大会に出場するトトマ以上に緊張している様子のミラであったが、そんな彼女を見ているとトトマは不思議と緊張が和らいだ。駄目で元々、というつもりではないが、しかし、戦う前から不安がっていてもしょうがない。自分が何のためにこの大会に参加したのかを思い出すと、トトマは気合を入れて立ち上がる。


「よし!!まずは、一回戦!!次も勝って、その調子でロイスにも勝つぞ!!」


「「「おおぉぉーーーーーー!!!」」」


トトマの威勢のいい声の後、パートナーたちも笑顔で彼に声援を送った。彼らの勇者の成長と勝利を祈って、パートナーたちは皆一丸となってトトマを勇気付ける。


しかし、そんな中、一際盛り上がりを見せるトトマたちの下へと白銀の鎧を身に纏い、蒼いマントを靡かせながら、金髪美顔の勇者が颯爽と現れた。


「なるほどね、トトマは私に勝つつもりでいるのか。それは楽しみだ」


「げ!?ロ、ロイス!?」


声の方を振り向くと、そこにいたのは例の「王国の勇者」ご本人であり、トトマとは打って変わって落ち着いた様子である。改めて自分の目標を目の前にしたトトマであったが、その出で立ち、その風格、その雰囲気どれも取ってもトトマよりも格段に上で、まるで光り輝いているように眩しかった。しかも、その神々しい程の姿に当てられて、急にトトマの背はキュッと丸くなり、既に気持ちの上では彼はロイスに負けていた。


「まったく、頼りないパートナーしかいない勇者様は頼りないですね」


その様子を嘲笑うかの様に言ったのは、ロイスの横に立つアレックスである。彼は、ロイス率いる王国騎士団の団長でもあり、今やロイスの片腕とも言っていいほどに実力と名声を合わせ持つパートナーとなっている。


そんなアレックスは、ほんの少ししかズレていない眼鏡の位置を調整しながらも、その奥の瞳で睨むのはトトマではなく、オッサンである。


憐みにも、憎しみにも似た瞳で、じっとオッサンだけを見つめていた。


「おや?久しぶりですね、兄さん。今日はいつもみたいにみっともなく酔っていないんですか?」


「・・・ッ!」


だが、まるで今初めてオッサンの存在に気が付いたかのように、アレックスはオッサンに話しかけるが、一方の彼はというとバツの悪い表情を見せるだけで何も言い返さない。


否、何も言い返せないのである。


あの黒竜とロゼリアの一件直後、オッサンは押し付けるようにしてアレックスに全てを任せて自分は逃げだしてしまった過去がある。その後悔故か、明らかに自分を馬鹿にするアレックスに対して苦しくも何も言い返せないでいた。


「また、醜態をさらす前にどこかへ行ったらどうです?逃げるのは得意でしたよね?」


すると、オッサンが何も言い返さないと分かると、アレックスはオッサンを睨んでそう言った。自分を王国騎士団を捨てて消えたオッサンに対して、アレックスはその怒りをぶつけるかの如く言い放った。


しかし、そんなアレックスの前に、トトマはずいと立ちはだかった。しかも、先程ロイスに会った時とは打って変わった鋭く強い目でアレックスを見上げている。


「・・・何ですか?勇者様?」


そのトトマの剣幕に、でも臆することなく彼を見下ろすアレックス。しかし、次の瞬間、トトマはすっと自身の右手をただ差し出した。


「初めまして、アレックスさん。オッサン・・・じゃなかった、オジマンティエスのパートナーのトトマです」


特に怒った様子でもなく、そう礼儀正しく自己紹介をしたトトマに、アレックスは一瞬躊躇ったが、丁寧に差し出されたその手を握り返す。


「・・・初めまして、トトマ様。私はアレックス・G・サンドレオス。そこにいる愚兄の弟です」


それでもなお、含み笑いに加えて棘のある言い方をするアレックスであったが、そんな彼に負けじとトトマは声を上げる。


「お言葉ですが、オッサンは頼りなるし、僕の最高のパートナーです。僕のことを頼りないと言うのは一向に構いませんが、僕の仲間を侮辱するのは止めていただきたい!!」


「っ!?」


「トトマ・・・!」


そのトトマらしからぬ気迫に、アレックスはじりっと身じろぎをするが、その手をがっしりと握ったトトマは簡単に彼を逃がすことなく、畳み掛けるように話を続ける。


「それに、オッサンはもうロゼリアさんのことは克服したんです。アレックスさんの知らない所で、オッサンは悩んで苦しんで!それでも、僕たちと前に進もうとしているんです。なのに、そんなオッサンのことを傷つけるのは止めてください!!」


そして、そのトトマの声を最後に、辺りはしんと静まり返った。


このようにトトマが感情的に怒りを露にすることは初めてであり、彼のパートナーたちも、また彼自身も自分のその感情に驚いていたが、それでもトトマは頑としてアレックスと向き合っていた。それはトトマ自身のためではなく、彼の大切なパートナーのために、そう思うと彼には言い知れぬ勇気と根気が湧いてくるのだった。


そんな目の前の少年の、勇者の気迫に一瞬慄いたアレックスであったが、その手を振り払うとキッとトトマを睨みつける。


「アレックス!!!」


「「「!?」」」


だがしかし、そこで大声を上げて割って入ったのはロイスであった。


トトマにも負けない、いやそれ以上の気迫のある、凛とした声でアレックスを止めると、ロイスは彼を下がらせる。


「もういい、アレックス。そこまでにしておくんだ」


「し、しかし!?」


「下がるんだ」


「わ・・・分かりました」


普段は見せないそのロイス怒りの形相にアレックスは大人しく従うと、彼の兄を一瞥だけして早々に控室から立ち去った。


「はぁ・・・、すまないね、トトマ」


「あ、いや!?こっちこそ、何だか感情的になってごめん」


すると、ロイスはトトマだけでなく、オッサンにも少し頭を下げる。


「オジマンティエスさん、どうかアレックスを責めないでください。彼も・・・彼なりに貴方を心配しているだと思います」


「い、いえ・・・分かってます。あいつの気持ちは痛いほど・・・分かってますから」


頭を下げるロイスに驚きつつも、オッサンは見えなくなった実の弟の姿を目で追う。ロゼリアがいなくなったことで一番に悲しんだのはオッサンかもしれないが、同様にアレックスも気に病んだに違いなかった。そんな弟のことも気遣えないような頼りない兄として深く後悔しつつも、しかし、その後悔も含めて過去と向き合うためにオッサンはトトマたちと歩むことを決めたのだ。


その思いを再度確認しなおすと、オッサンは悔やむのを止めて、できる限り明るく振舞う。


「ロイス様、待っていてください。うちのトトマが貴方を倒すそうですから!」


「ちょ!?オッサン!?急に何を!?」


「どうせさっきのは聞かれてたんだからさ☆男なら面と向かって言っちゃいなよ☆」


すると今度は、モイモイがドンッとトトマの背中を強く押し、押された彼も押されるがままに、よたよたとロイスの前に立たされる。


「どうした、トトマ?君のパートナーの皆さんはあのように言っていたが、君の本心はどうなんだい?」


余裕ある口調で、純粋な笑顔を見せるロイスに、トトマは一瞬怯みそうになったが、そこはぐっと堪えた。そして、あの時、あの高台で交わしたあの女性、ロベルタとの約束を思い出すと、彼は決心してグイっと胸を張ってロイスの前に並び立つ。


「ロイス、順当にいけば明日僕と君は戦うことになるだろう」


「ああ、そうだね」


「だから・・・、それまで負けるんじゃないぞ!」


トトマは勇気を振り絞ってロイスに向かってそう宣言した。ほんの少し前まではロイスの、その蒼い瞳ですら十分に見つめることのできなかった小心者のトトマであったが、彼は決意と仲間の思いを胸にドンと構える。


だが、その足は慣れないことからの緊張と後悔の所為で、かくかくと震えていた。


そのトトマの発言を聞き、おまけに彼の震えるその足を見て、ロイスはふわりと微笑む。


「あぁ、分かったよ、トトマ!私も楽しみにしているからな!君もそれまでに負けるんじゃないぞ!」


ロイスはそう言い残すと、バッとマントを翻して颯爽と立ち去った。


一方で、トトマはそのロイスの背中をキリッとした表情で見送ったが、その姿が見えなくなると、急にへなへなと崩れ、ぺたんと尻もちをついた。その姿は、まるで疲れ切ったぺちゃんこなスライムの様で、到底勇者には見えなかった。


「な、慣れないことをするもんじゃないな・・・」


まだ大会が始まってもいないというのに体力をがっつりと消耗したトトマであったが、その胸の中はどこか爽やかであった。


「いやいや☆かっこよかったよ!☆トトマ君☆」


「スゲェ!!あの『王国の勇者』相手に啖呵を切るなんて、やっぱトトマ兄ちゃんカッケェ!!」


いつも通りにあっけらかんと笑うモイモイと、キラキラと尊敬の眼差しを送るカレルたちにトトマは多少後悔しながらも、だが情けない姿を見せまいと緊張で震える足で立ち上がる。


当たり前だが、ロイスに勝てる算段など今のトトマには毛頭なかった。しかし、それでも天の上の手の届かない場所にいたはずのロイスまで確実に近づいてきたことにトトマは胸躍らせていた。


とはいえ、それはトトマがこの後に控える戦いに順調に2回勝ち進んでからの話である。まだ見ぬ挑戦者を超えた先にロイスが待ち構え、しかもその先にはまだまだ他の強者と勇者が待ち構えているのだ。


その覚悟を胸にトトマは改めて気合を入れなおすと、パートナーに見守られながらも徐に準備を始める。


これからトトマの大きな挑戦が始まろうとしている。


そして、その結果を知るのは神のみである。

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