ことのはの迷宮 ~而して彼女は黒猫と共に文字の淵を渡る~

作者 三ツ葉亮佑

自分という迷宮と、その闇へ

  • ★★★ Excellent!!!

タグに「SCP風」とあるように、そちらを想像してもらうととても分かりやすい。これは「SCPを無効化するために投入された、Dランク職員の物語」である。
ご存じない方向けに説明すると、物理法則を超越した異常な、そして危険なオブジェクトと、それを隠蔽し、確保し、管理する組織があり、その異常存在を処理するために「死んでもいい人間」として使われる少女のお話だ。

別の言い方をすると、「ホラー系探索ゲームが好きな人にはおすすめ」の一作。とはいえ、まだようやく3分の1を過ぎたあたりらしいので、今後どうなるかは分からない。けれど、この導入部はその種のジャンルとしては完璧だろう。
何となく、商店街の風景などはSteamで販売された「ゆめにっき(リメイク)」での風景を彷彿とさせる。最初のホームでの「見ていると気が狂いそうになってくる」という記述も、「ああ、オブジェクトをクリックしたらこのメッセージが出るんだな」みたいな感じがして楽しい。自分でプレイしたい! とか思ってしまう。

「ナビ助」もマスコットっぽくていいし、柿崎の目的も気になるし、涼子さんの「殺人未遂」はきっとこれから恐ろしい脅威として立ちはだかってくる。現在、最新のキハン三話まで読みましたが、今後もどうなるか目が離せません!

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