常闇の宴

作者 柚木沙耶香

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★★★ Excellent!!!

『春望』で出会った、陶隆房と千寿の後日談となる。
 BL初体験の私にも、男同士が惹かれ合うこともあれば、そのような関係になることもまたありかと思わせた『春望』。2人で天下を取るかとも思ったが、やはり、辛いけれど、歴史はそうはならない。
 
 しかし、<愛>しあう2人に、未来は永遠に続く。
 そこのところを、この『常闇の宴』で、柚木さんはちょっと抑えた説得力のある文章をもって書き込んでいる。もしかしたらこの2人、地獄で天下をとるかと…。

 お互いにただただ惹かれ合う男女の<愛>もロマンチックでいいが、目的と使命を共有して惹かれ合う男同士の<愛>というものも、これまた、崇高でなかなかによいものだと思わせる作品だ。
 

★★★ Excellent!!!

最初は人物把握にとまどうかもしれません。が、読んでいくうちに慣れていく&注釈があるのでそこは心配無用です。ご安心ください!

内容が濃いです。とても濃縮されていて、読み応えを求めるひとにはぴったりですね。「情」というものがよく描きだされていると思います。

ぜひ読んでみてください。有意義な時間をあなたに————。