暗号輪舞曲~悪女ジェシカと血塗られた英国王室の謎~

作者 結愛みりか

面白いだけではすませない、壮大な時代小説ミステリー

  • ★★★ Excellent!!!

導入からいきなりのおぞましい毒殺シーンや、ダークな雰囲気をまとうジェシカの登場と、あっという間に心を掴まれました。
きっちり貼られて見事に回収される伏線や、時代背景をきっちり反映させながらの謎の多さもとてもよく練りこまれていると思います。
時代小説なので当然なのかもですが、取材量も半端じゃないと感じました。
中でも私が一番すごいって思ったのは、しっかりとしたミステリーでありながら、理論やRPG的な情報収集で物語が進むのではなく、キャラクターの性格や生き様、考え方などが物語を動かしていることでした。
私はミステリーを書こうとした場合、謎解きに終始したりしてしまい、キャラクターをおざなりにしてしまいがちなんで、学ぶことが本当に多かったです。
とても素晴らしい作品でした。

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その他のおすすめレビュー

★★★ Excellent!!!

読み始めてまだ大長編ものには浅いのですが、本作が埋もれてしまうのは勿体ないと、エールを送るべく、筆をとりました。

レビューの更新も予定しております。

私自身が、擬音語や擬態語にとても敏感に反応す… 続きを読む

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