第62話流されやすい性格


俺は彼女達に囲まれて、もう白旗状態だ。




「雅也さん、これからもよろしくお願いしますね」




「俺も勿論、恋花、歩美、美咲、楓を好きな気持ちは変わりません、よろしくお願いします」




「私達を公平に愛して下さいね」




(当分は雪が居るから夜は大丈夫だろう、いくら何でもない4人と付き合う何て鬼畜過ぎる、その間にオヤジ達に説得してもらおう)




俺はグリフォンが気に成ったので草原のダンジョンに来た。




「マリア、グリフォン達は大丈夫なのか?」




「大丈夫よ、シルバが治療してくれたから命の心配は無くなったし、卵も無事3個産んで、落ちて今は寝てるわ」




「良かった、グリフォンは動物の体なのに卵何だな」




「この子達、群れとダンジョンの異変ではぐれたらしいの、まだ2歳だって言うのに」




(おいおい、俺は30歳でまだ付き合う付き合わないとか言っているのに、2歳で子持ちですか、おじさん悲しく成って来た)




「2歳で子供何て産めるの?」




「まだ大きく成るけど、2歳なら繁殖可能よ」




「どれくらい大きく成るの?」




「個体にも選るけどもう二回り位かしら」




「マリア程は大きく成らないのか」




「私はまだ小さい方よ、雄はもっと大きく成るからアポロは大きく成るわよ」




「マジか」




こんな話をしていると、グリフォンの2頭が目を覚ました。




「お、目を覚ましたな」




「俺は雅也だ、この群のリーダーをしている」




《グリフォンが仲間に成った》


《グリフォンが仲間に成った》




(また、勝手に成っちゃったよ)




「どうしてハーピーから逃げて来たんだ?」




「ダンジョンに異変が起きて、何だか外に出なきゃ行けない気がして、外に出たら群からはぐれて、気が着いたら仲間が誰も居なくて探したら、こいつと会えて高いところから仲間を探していたら、ワイバーンの群に襲われて逃げて来たら、今度はハーピーの群に襲われた」




「そうか、大変だったな、お腹も空いただろ」




俺はハーピーの死骸を、アイテムボックスから出してあげた。




「雅也、私はワイバーンが食べたい」




「マリア、ワイバーンはまだ解体してないから待ってくれ」




「解った、ワイバーン早く食べたいな」




グリフォン達は解体して無いハーピーを、足とくちばしで上手に羽根をむしり食べていた、マリアは羽根も骨も関係無く食べている、後でマリアのゴミ捨て場に、骨だけ出すのだろう器用だな。




食べ終えたグリフォンが


「主よ、俺達に名前をくれないか?」




「解ったちょっと待ってくれ」




「よし決めた、お前がレオで君がルナだ、どうだ?」




「俺はレオか、気に入った」




「私がルナね、ありがとうございます」




「良いか、レオ、ルナ当分はここで休め、食事は俺が運んでやるから体を治せ、後群の人間や仲間達に絶対に危害を加えるな、人間は君達が思っているより弱いからな、後解らない事はマリアに聞いてくれ、マリア頼むな」




マリアにまかせダンジョンを後にする。


卵が何時孵るのか聞いたが首をひねり解らないらしい。




俺は館長達が集まっていたので、新撰組の相談をすると。




「大曽根くんいや、雅也お前は俺の娘に不満でも有るって言うのか?」




「沖田さん、落ちて下さい、不満なんて有りません、ただ4人と付き合う何て不誠実だと思いまして」




「雅也くん、私達は雅也くんを信じてるから娘達を任せるんだ」




「でも館長・・・」




「それより、今まで手を出していなかった方が問題だな」




「そうだな、一緒に住んでて手を出して無い方がおかしい」




「俺なんか若い頃はかーちゃんに隠れて散々やったもんよ」




沖田さんに3人は冷たい視線を向け、俺は唖然として遠くを見つめて要ると、沖田さんの顔が青く成り振り向くと誰も居ない。




「雅也、てめー脅かすんじゃねーよ、かーちゃんに聞かれたかと思ったじゃねーか」




沖田さんがそんな事を大声で怒鳴ると、沖田さんの奥さんがひょっこり現れ。




「ほー私に聞かれちゃいけない話しってなんだい?」




「・・・いや・・・」




沖田さんのオヤジさんは耳を引っ張られドナドナされて行った。




俺達はその場で大爆笑で解散。




夜、風呂に入ってから寝ようとすると雪が居ない、眠く成って部屋かと思い部屋に入ると、何故か歩美がいた。




「雪を知らない?」




「雪ちゃんは今日は私のベッドで寝てるよ」




「で、歩美はここで何をしているんですか?」




「そんな事私の口から言わせるつもり?」




「いえ、・・えーと・・・・」




「大丈夫よ、勝負で順番決めたから」




「・・・あーそうなんですか」




(もー知らない、俺だって我慢して隠れて自家発電してたんだ)




雅也はついに理性を押さえる事が出来なく成った。






しかし翌朝、2人で寝てるベッドには、歩美、雅也、雪と川の字に寝ていた。




(辛く成ったら雪を出しに逃げよう、つーか毎日は無理だから相談しないと)






  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る