第59話世界の現状


俺達が村を充実させている頃。




世界では人類の生存領域巡る争いが起きていた。




アメリカ軍は北アメリカ航空宇宙防衛指令部(NORAD)ロッキー山脈地下深くに造られた核攻撃にも耐えうる指令部から奪還作戦指示を出していた。




新たな対モンスター兵器の開発はエリア51の地下深く有るプラント42で行われていた。




選ばれた市民はレイブン・ロックやマウントウェザー等の地下施設に避難していたが、勿論全アメリカ国民を避難させる余裕は無く、大都市に出現した高レベルのダンジョンに対応出来ず一般市民は過疎地域や攻略されたダンジョンの側に避難していた、しかしアメリカ大陸もモンスターの生息圏の拡大により、人間の生存領域が減少している。




プラント42でも新しい兵器を開発し前線に供給して要るが、アメリカ最大の工業地帯、5大湖周辺をモンスターに占領された為生産が追い付いていない。




ただアメリカは国内で核を使っていない為まだましで有る、ロシアは自国のダンジョンに対して核を使用した。




確かに核攻撃によりモンスターが減少した地域も有った、しかしロシアはレベル99の最高レベルのドラゴンダンジョンに核を使用してしまった。




攻撃されたドラゴンは怒り、ロシア都市部だけで無く周辺国にまで被害が及ぶ事態と成りロシア軍は反撃する事も出来ず壊滅的打撃を受けた。




中国も大変だ、党のコントロールから外れた民衆はモンスターだけで無く人間同士の争いで国が分裂した、南の地域ではダンジョンの無い島を巡り周辺国と戦争を始め人間どうし殺し合った。




ヨーロッパではダンジョン出現によりアフリカ大陸に向かう人間が増え、トルコ等が難民受け入れを拒否した、島国のイギリスやアイルランドやアイスランドは都市部をすて生存領域の確保していた、しかしモンスターは増え続けどこまで持つか解らないな状態だ。




インドやバングラデシュは悲惨だ人口が多い為に避難が上手く行かずかなりの人間がモンスターに蹂躙された。




中東地域も大都市を放棄し、石油採掘以前の生活に戻った。




日本も大都市と言われる都市部は殆んど放棄された、北海道や四国等はモンスターの押さえ込みが上手く行って要るが、四国は本州からの避難民の増加による問題が発生していた、関西での無政府化により起きた犯罪増加により逃げ出す人々と略奪目的に四国を目指す人で淡路島まで犯罪増加が問題に成り橋を封鎖する事態に成っている、関西の一般市民はモンスターに脅え尚且つ人間にも警戒しなければ成らない事態に陥ってる。




関東も各地に避難民が防御壁を造り避難しているが食糧不足は深刻で避難所の中で食糧の奪い合いが起きている。




政府は各島や食糧生産の為に北海道、四国、九州の一部に戦力を集中し、都市部の奪還作戦は事実上破棄去れた。




そんな中でも世界中で自力でダンジョンを攻略するものが現れた、その者達はレベルを上げ、ダンジョンコアの力を取り込みモンスターを狩り、新たな人間社会を構築しだした。


有る者は力で民衆を管理し、有る者は民衆と手を取り合い新たな社会を作り出した。




ヨーロッパや中国ではレベル20を超えるダンジョンを攻略した人間も現れた。




日本でも広島でダンジョンを攻略する人達が現れた、岡山等の刀匠が武器を造り、協力しあい生存領域を拡げていた。


瀬戸内海の魚や四国からの援助により中国地方は政府の援助無しに市民生活を安定させた、勿論安定はしているが生活その物は近代的とは程遠い生活である。




島に避難した人も狭い島に沢山の人間が避難した為に犯罪増加等問題を多く抱えて要るがそれを抑える力は今の政府には無い。




そんな中、大曽根村はマリアのおかげで平和だ、ただ平和だからと言ってなにもしてない訳では無い、非戦闘員はダンジョンに造った避難場所の準備や石川姉弟も武器開発等色々準備を進めている。




作物の栽培も上手く行き、近くの川で鮎等の漁をする事も出来る様に成った。




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