第40話狩りのお供はマリア


スノータイガーのマリアも元気に成り、子虎達も拠点の皆に可愛いがられ、太陽と雪と一緒に好奇心旺盛に歩き回っている、ただその近くには必ず歩美がいる。




こないだ何かビックリしたのが、俺が子虎とうり坊とシルバを温泉に入れていると、水着着た歩美が入って来た、本人は水着着てるから大丈夫って言いますが、俺は着てないのにお構い無し。




直ぐに残りの3人に連れ出されたが、恥ずかしからガン見しないでくれ。




マリアも拠点で怖がられなく成り、うろうろするが、デカイので子虎達が室内に入ると、中に入れないのでその場で横になるので、皆に邪魔と怒られ小さく成ってる。




スノータイガー達も落ち着いたし、そろそろレベル13のダンジョンを攻略までは行かないが、レベル上げがてらダンジョンに行く事に。




子虎達もいるので、マリアはお留守番してもらうつもりでいたらついて行くと、子虎達は連れて行けないからと話すと、子供は群れで育てるから大丈夫だと言うので一緒行く事に。




(マリアにはここが自分の群れに成ったんだな)




俺達はWAPCに乗り込むと後部ハッチから乗り込もうとするマリアが、しかしマリアはデカ過ぎて頭だけしか入らず、諦めてもらい歩いてついて来る事に。




マリアが一緒だとモンスターが寄ってこないから30分も掛からず到着。




ダンジョンは今までとあきらかに違う、洞窟の様な入口では無く、石造りの立派な入口しかも通路も広い。




入口付近にウサギや鶏のデカイのがいたが、素早くマリアが倒し俺に聞いてから、マリアに美味しく食べられた、マリアは一緒に狩りができる事が嬉しいのかテンションMAXで尻尾をちぎれんばかりに振っていた。




装備を整え中に入ると、マリアは嗅覚も良いらしく、モンスターを見つけるとダッシュで襲い掛かる、でも偉いのは見えないところで倒したモンスターは食べずに俺のところに持って来る、食べても良いと言ったら、群れのボスに渡すのが決まりなんだとか。




アイテムボックスに入れても後日、マリアが食べるんだけどね。




1階層のモンスターはウサギらしいが、俺達は生きたウサギを見る事無く2階層に。




2階層はデカい蟻だけど、まだ俺達は生きた蟻を見て居ない。




マリアが蟻のお尻が甘くて美味しいと勧めらたが、マリアに人間は食べられるか解らないからと伝えアイテムボックスにしまう。




俺達は生きたモンスターを見ずに3階層に、マリアがキラーモンキーが群れで来ると、教えてくれ、俺達も臨戦態勢に。




体長80㌢位の派手な顔の猿が15匹位襲い掛かって来た、マリアも先頭で後ろに行かせまいと、攻撃するも数が多くてさばき切れない、俺も応戦するがジャンプで逃げる、彼女達を狙い拐おうするが4人の連係で猿を切り殺している。




猿が何故彼女達を狙ったのかは解らないが、彼女達を甘く見ていた様だ、彼女達も見違える程強く成った。




3階層でやっと戦闘が出来たが、ちょこまか動く猿にイライラがます。




4階層に居たのは、モグワイだった、俺は材料来たーと密かに喜び、狩りつくす事に。




前は苦労したモグワイも簡単に倒せる様に、でも俺達の何倍もマリアが倒してる。




階段を見つけても、モグワイを狩り続けモグワイを全滅させて5階層に。




5階層に降りると凄く臭い、マリアが言うにはゾンビかマミーが居ると、マリアも嫌な臭いらしく、下に降りるなら背中に乗せて運ぶ提案をされたが、今日は帰る事にした。




帰りはマリアの提案で背中に乗せてもらったが、地上に着くなり皆吐き気と戦うはめに、臭いと乗り物酔いのダブルパンチ。




(マリア速すぎ)




自衛隊にお願いしてガスマスクを借りないと先には進めないな。




結局その日はお昼も食べずに帰る事にした。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る