第23話 カウントダウン


ゴーレムダンジョン攻略から、


一ヶ月経ち、ダンジョンもたくさん出現した。




最初の内は日本国内を大騒ぎした、しかし、国が本格的に動きだし、


ダンジョンを一部を除き、


封鎖した。




世間の注目も封鎖され、


テレビも違う話題に注目が集まると、市民生活に何も変化無はかった。




ただ、国も本気に成ると、


スケルトンダンジョンを発見され封鎖、近隣全てのダンジョンが封鎖された。




俺達はレベルアップの場所を失った。




門下生の伝を使い、政府にダンジョンの危険性や封鎖すると、


近い内にダンジョンから、


モンスターがあふれだす、危険性を伝えたが、政府は相手にしなかった。






そんな中、俺は大量に届く物資や、武器の作成にてんてこ舞い。




それに物資管理の為に、


アイテムボックスに有る物資のデータベースを作成する事に、


今まで適当に収納したツケを払わされる事に成った。




「ナビ、アイテムボックスの在庫データをアウトプットする方法は無いの?」




《マスター有りません、頑張ってください》




「マジですか」




結局、雅也はパソコンで入力作業をする事に。




ナビが言うには唯一のレベル99ダンジョンはロシア西部の山奥に出現したらしい。




レベル99ダンジョンは全てのモンスターが、


竜種で近代兵器ではキズ一つ付けられないと。




もし、日本に出現していたら、


日本列島は人の住めない島に成っていたとの事。




日本に出現した、最高レベルのダンジョンは大坂に出現した、


レベル78のダンジョン。


東京で最高レベルは新宿に出現した、レベル74が最高だとか、


どちらにしても、今の人類には対応出来ない。




俺達門下生はダンジョンに入れなくても、稽古を続けた。




稽古後で門下生が集まり、


今後についての話し合いが、


もたれて、対策を検討した。




その中で何時、俺の温泉旅館に移るか、街に出たモンスターをどう対処するか協議したが。




しかし、他の人を放置して、


自分達だけ逃げるのか、


出来るだけ市民を守る事で、


意見が別れ、結局意見は纏まらなかった。




モンスターに対処するにしても、街中で武器を使用すると、


逮捕される可能性が有り、


対応が難しく、何も決まらない。




ただ、個人的に何人かは、女房子供だけでも、避難させて欲しいとお願いされ、俺は承諾した。




そして、ついにモンスターがダンジョンからあふれ出した。




まだ、レベルの低いモンスターなので、警察や自衛隊で対応して、死者は出て居ない。




国も封鎖したダンジョンの厚い扉を破られるとは、思っておらず、対策に苦慮している。




それでも市民は警察や自衛隊が対処するだろうと普段と変わらぬ生活をしている。




ただし、国土の広い国では市民生活に影響が出始め。


アメリカでは爆発的に銃が売れ、一部の人間だけ、ダンジョンバブルに浮かれていた。




一部の地域では市民が食糧や魔核が売れる為に狩りをしてる事も有る。




日本でも狩りをしようとして、


銃刀法違反や凶器準備集合罪で、捕まる人も出始めた。




それでも、ほとんどの日本人は、他人事で有った。




結局、俺達は手の届く範囲だけ、助け避難する事に。




道場と診療所が完成後、住居の作成も始めた。




最大350人が生活出来る計画を進めているが、どこまで出来るかは、不明である。




後、数ヶ月、数週間で今の政治体制が終焉を迎える事に成るだろう。




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