お嬢様、未来のビジネスマンに「宅検」は必須資格ですよ! ~オタク・カルチャーは未来を救う!?~

作者 虚仮橋陣屋(こけばしじんや)

これはオタク道を極めるために奮闘する人々の、愛と勇気の物語である!

  • ★★★ Excellent!!!

説明しよう!
いや、やめよう(撤回)――オタクはネタバレが大嫌いだからだ。

主人公は28歳魔法使い候補生。
いや、魔法を使えるようになる人と言う意味ではない。
選ばれし男は30歳になったその時に魔法使いになるという伝説がある。
あ、これリアル世界の話。

舞台は2300年。
2300年である。
現在より300年近くも未来の話である。
だけどまぁ、そんなのは大したもんだじゃない。

主人公はオタク知識ゼロの「深窓の令嬢」をオタク検定(宅検)に合格させなければならないのだ。
そのためにあの手この手、あんな情報こんな情報を持ち出してくるのだが、なにこれマニアック。マニアックなのに、絶妙に「なんとなく知っている」情報がポンポン出てくる。読者を放り出しすぎず寄せ付けすぎず、絶妙な位置にとどめおく。

とだけ書くと、ほーん、そーなのー。
で終わりそうなのだが、そこに絡んでくるのが凄腕エージェントのみこみこさん。個人的にはみこみこさんみたいな残念な美人系キャラクターは大好物なのだが、コレが実に良い味を出している。
ちなみに主人公は28歳、お嬢様は17歳、みこみこさんは33歳。
この絶妙な年齢設定があり、そしてなんかふわっとした三角関係ができる。
というのも、みこみこさんは残念な美人だからだ(二回目)

登場人物に毒がないのも良き!
平和な気分で読み終われます。毎回出題される練習問題、半分くらいしかわからなかったのが悔しい。

宅検合格までの道は険しい……。

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