「ボクと契約して魔法少女になってよ！」

キューべぇは、その少女と契約をする事が出来なかった

なぜなら、少女は未成年だったからである

「未成年者が法定代理人の同意を得ないでした法律行為は、取り消すことができるからね」

いや、一旦は契約まで漕ぎ付けはしたのだが、すぐに解約されてしまった

つまりは、少女を騙して契約をするような行為は無効にする事が出来るのである

「ソウルジェムが濁ってきたって？ほな解約や！」

魔法少女たちは、願いを叶えて貰って、好きに魔法少女の力を使ったら、飽きた頃には好きに解約をしていた

そう。魔女になる少女はいなかったのである

「ボクと契約をして魔法少女になってよ！」

「アァ？てめぇマジで言ってんのか？」

そんな、口の悪い受け答えをするのは、御年90くらいのシワシワの・・・割には元気なおばあちゃんだった

「ワシを捕まえて魔法少女たぁ、てめぇ目は腐ってんのかい？」

少女と契約しようとしても解約されるので、苦肉の策として成年をターゲットにしようとして最初に出会ったのがこのトメさんであった。

いくらなんでも100近い御歳の方を少女と言うのは・・・

いやでも妖精なんか年齢があって無いようなものですし、キューべぇも万を超える長寿となれば100歳なんて誤差のようなものですよね

こうして魔法少女になったトメさんは順調に魔女を倒していきますが、何事にも終わりがあるもの

遂に、トメさんは美魔女になってしまったのです

美魔女となったトメさんは、御歳（おんとし）99歳の奇跡の美魔女として、テレビのバラエティー番組とかにも出演するようになったそうです

「トメさんの若さと美しさの秘密はなんですか？」

そしてよく、こんな質問をされるという

そんな時、彼女はシワの無い顔でニッコリと微笑んでこう答えるのです

「いつまでも美しくありたい、という願いを捨てない事よ」

――――――

なんとなく思いついた話

ちなみに、原作？（魔法少女まどかマギカ）の方はネットでネタとかあらすじとかは読んでるんだけど実際に観た事は無い

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