第338話

『ちょっと代わるねぇ~❗❗』そう言うとゴソゴソとスマホを受け取る音がした。


『もしもし……』親父の声が響いた。


 何で……

 どうして親父が桐山のスマホに……

 一瞬、私は驚愕した。 


「どなたでしょうか❓ 非通知の方ですね。

 何か、ご相談でしょうか……」


『フフ……、俺は榊ッてモノだが、桐山さんに訊きたい事があってねぇ~❗❗』

「榊さんですか……」桐山は眉をひそめた。

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